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DMMのEV充電サービス「DMM EV CHARGE」 2024年より「NACS」対応急速充電器をガソリンスタンドや高速道路SA・PAなどに設置へ

2023年8月3日 発表

 DMM.com(以下DMM)は8月3日、DMMが提供するEV充電サービス「DMM EV CHARGE」において、2024年よりテスラ方式の充電規格である「NACS」に対応した急速充電器を導入すると発表した。テスラ方式の充電規格に対応した充電器は、ガソリンスタンド、高速道路のサービスエリア・パーキングエリアなどに設置予定としている。

 テスラ方式の充電規格である「NACS(North American Charging Standard:北米充電標準規格)」は、自動車向け技術の標準化に取り組んでいるSAE Internationalによって2023年6月に標準化が発表され、今後自動車メーカー各社での導入拡大が見込まれるとし、DMM EV CHARGEにおいても、2024年より「NACS」に対応した急速充電器の提供を開始する。

 DMMが提供する「DMM EV CHARGE」は、全国の商業施設や宿泊施設、公共施設、マンション等に対してEV充電サービスを2023年5月より開始した。これまで、事業者向けに初期費用(機器・工事費)やサービス利用料が無料の「0円プラン」と、各施設で充電器を設置するかわりに販売価格の一部を還元する「売電シェアプラン」の2つのプランを提供しており、提供開始から3か月で2500基を受注したという。

 今後、「DMM EV CHARGE」では、2023年12月ごろから商業施設と宿泊施設の来訪者へのEV充電サービスの提供開始を予定。DMMアカウントと連携したアプリ決済に対応することでDMM.comの会員4101万人が即時にサービス利用可能になるほか、利用頻度に応じてDMMポイントを還元するなどのキャンペーンも展開予定としている。