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映画『グランツーリスモ』出演の日産「GT-R」がオークションに出品

2023年8月25日(現地時間) 開催

映画『グランツーリスモ』9月15日に日本公開

 9月15日に日本公開される映画『グランツーリスモ』。同作の撮影で実際に使用されたR35型 日産「GT-R NISMO」の1台が英国で開催されるオークションに出品された。オークション競売に出品しているは同作でオーランド・ブルームが演じるGTアカデミーの生みの親・ダレン・コックス氏。その落札価格は最高で27万5000ポンド、現在の為替レートにて約5000万円の高値が設定されている。

 英国のシルバーストーンフェスティバルで開催されるオークションに出品されたGT-Rは、映画撮影用として作られたものではなく、実際のレーシングカーとして誕生しており、同作の主人公ヤンことヤン・マーデンボロー氏のほかに、リカルド・サンチェス氏、ガエタン・パレトゥ氏、ルーカス・オルドネス氏、マット・シモンズ氏など数々のGTアカデミーの勝者たちが運転してきた車両となる。

2014 Nissan R35 GTR-8A01
GT-R以外にも様々なメーカーの名車がずらり
GTアカデミーの生みの親・ダレン・コックス氏をオーランド・ブルームが演じる
GTアカデミーの指導役を引き受ける元レーサーのジャックを演じるデヴィッド・ハーバー(写真右)
主人公ヤンことヤン・マーデンボロー氏をアーチー・マデクウィが演じる

 その後レースで使用しなくなり引退した車両だったが、同作品にてアーチー・マデクウィが演じる主人公ヤンと再び出会い、ヤンがレースで使用するクルマというかたちでレースに復活した姿も見せる。

 映画『グランツーリスモ』は、全世界でシリーズ累計9000万本を売り上げた日本発のゲームを題材として、ゲームのトップレイヤーが実際にプロレーサーになった実話を映画化したハリウッド作品。オーストリアのレッドブル・リンク、ベルギーのスパ・フランコルシャン、ドイツのニュルブルクリンクなど、実在するサーキットを舞台に、GT-R以外にも様々なメーカーの名車がずらりと登場するのも見逃せないポイント。

 ランボルギーニ「ウラカン GT3」、シボレー「コルベット C8.R GT3」、アウディ 「R8 LMS GT3」、フェラーリ「488 GT3 EFO」、ポルシェ「911 GT3 R」、マクラーレン「720S GT3」、BMW「M6 GT3」、アストン・マーティン「ヴァンテージ V8」、レクサス「RC F GT3」、シボレー「カマロ GT3」、フォード「ムスタング GT3」、フォード「GT」など錚々たるスーパーカーが勢ぞろい。

 撮影に使用された車両は計65台にものぼり、同作のクルマにかける並々ならぬ熱意が現れている。クルマファンにはたまらない車種に溢れる映画『グランツーリスモ』は9月15日より公開される。ぜひ劇場で豪華な名車たちを見届けてほしい。