ニュース
NEC、ENEOS、日本通運、福岡県内でEVトラックの経路充電の実証実験開始
2023年9月4日 17:25
- 2023年9月4日 発表
NEC（日本電気）、ENEOS、日本通運の3社は9月4日、EV（電気自動車）トラックの普及拡大に向けて福岡県内において9月5日より、経路充電の実証実験を開始すると発表した。
EVトラックは長距離走行に必要な経路充電可能な充電ステーションの場所が限られており普及においての課題となっているという。そこで3社は、EVトラック普及拡大に向け、経路充電の有効性の確認や運用方法の確立を目的とした実証実験を行なう。
実証実験は、2023年9月5日より1か月、ENEOSのDr.Driveセルフ水城店（福岡県太宰府市）の急速充電器において、日本通運 福岡支店（福岡県福岡市）に導入されているEVトラック1台を対象に実施。
検証項目として、EVトラックの長距離輸送における経路充電の有効性、出発地から配送先へのルート検索や電気消費量シミュレーション、シミュレーションを踏まえた充電ステーションの検索、ドライバーへのバッテリー切れリスクの通知などEV運用支援アプリケーションの必要機能や有効性、SSの充電サービス設計要件などを検証する。
実証実験を踏まえて、NECでは、日本通運のEVトラックの実運行データを活用し開発したシミュレーションロジックを起点とするEV運用支援アプリケーションの価値向上を目指す。ENEOSでは、実証を皮切りにEVトラックユーザーの充電ニーズに応じた経路充電ネットワークの拡充を図るとしている。
また、日本通運では、EVトラックの運行データを活用することで、EVトラックなどの環境配慮車両の導入を積極的に進め、お客様のサプライチェーン全体を通じて環境負荷の少ない物流を提案していく。
