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ハーマン、JBLやマークレビンソン搭載のレクサス「RZ」やトヨタ「アルファード」を展示 注目製品を紹介するHARMAN EXPLORE TOKYO 2023
2023年9月14日 12:57
- 2023年9月13日 開催
ハーマンインターナショナルは9月13日、新製品をはじめ各ブランドの注目製品を紹介するHARMAN EXPLORE TOKYO 2023を開催した。各ブランドのポータブルオーディオやホームオーディオのほか、JBLやマークレビンソンのオーディオを搭載するクルマも展示された。
トヨタ、レクサス車に純正装着
今回展示された車両は、マークレビンソン搭載車がレクサス「RZ」。JBL搭載車がトヨタ自動車「アルファード」。同じトヨタのブランドだが、現在、マークレビンソンがレクサス、JBLがトヨタとブランドごとに供給しているとのこと。
両ブランドとも、現在は主に自動車メーカーの純正装着で供給される。その理由としては後付け製品とは違い、当初から車両を含めたトータルで音作りができるためとなる。
レクサスRZ450e“version L”にメーカーオプションで搭載されるのはマークレビンソン プレミアムサラウンドサウンドシステム。
13個のスピーカーと1800Wの12chディスクリートDクラスアンプを搭載、スピーカーは9cmのUnityが前方に3個と左右リアドア、8×9インチサブウーファーが左右フロントドア、22.4cmサブウーファーがバックドアとなる。
RZは純電気自動車のため「EVならではの静粛性を助けに、膨大なチューニング時間を費やすことで、比類ない音楽体験がそこにあります」としていて、エンジン音や振動のない空間で音楽が楽しめる。
アルファードは最上級グレードのExecutive LoungeにJBLプレミアムサウンドシステムを標準装備する。
15スピーカーと1200Wの12chオーディオアンプによるシステムで、15個のスピーカーはフロントインパネ3か所とバックドア2か所に9cmミッドレンジ、フロントピラー左右とリアのスライドドア左右に2.5cmホーンツイーター、フロントドア左右に8×9インチウーファー、リアのスライドドア左右に17cmウーファー、室内天井のスーパーロングオーバーヘッドコンソールに9cmミッドレンジ、バックドアに22.4cmサブウーファーとなる。
アルファードの広い室内に、迫力と臨場感のあるJBLサウンドを実現するため、JBL専任の音響エンジニアがチューニングしているという。
RZ、アルファードともにハイレゾに対応。ハーマン独自のアルゴリズムで圧縮ファイル音源において失われた情報をリアルタイム演算で補完してダイナミクスや周波数帯域などを本来のレベルに限りなく近づける圧縮音源復元テクノロジーClari-Fi(クラリファイ)を搭載する。
自転車やバイク向きのスピーカーもあり、秋発売の新製品も展示
HARMAN EXPLORE TOKYO 2023では、9月以降に発表される新製品のほか、最近発売の注目製品も多く並べられた。
JBLブランドでは、ポータブルスピーカーを数多く出しているが、7月発売の「JBL WIND 3」は自転車やバイクなどの二輪車のハンドル部に取り付け可能なマウントキット同梱のポータブルBluetoothスピーカー。
イヤホンなどを装着できない状況で、音楽再生だけでなくスマートフォンのナビゲーションの音声再生や、ハンズフリー通話も可能。また、FMラジオ機能を搭載しているため、情報取得ツールとしても利用できる。外で利用するためIP67の防水・防塵性能を持ち、自転車やバイクで使わないときはクリップでバッグなどに固定することもできる多機能・多用途タイプとなっている。
そのほか、イヤホン、ヘッドホン、ポータブルスピーカー、ゲーム用のスピーカーやヘッドセット、さらにホームオーディオ、プロ用オーディオなど、ハーマンインターナショナルの取り扱い製品が多数展示された。