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マークレビンソン、レクサスとの取り組みを訴求する50周年記念ラッピング車展示 JBLやハーマンカードンの紹介も

マークレビンソンを訴求するレクサス車

マークレビンソンとレクサス

 ハーマンインターナショナルは9月29日、東京 銀座において同社の製品を紹介する展示会を開催した。この展示会では、ハイエンド・オーディオブランド マークレビンソン(Mark Levinson)、ハーマンカードン(Harman Kardon)、JBLのコンシューマ製品を紹介したほか、同ブランドのオートモーティブへの取り組みを紹介していた。

 展示の中で最も目を引いたのは、マークレビンソン50周年のラッピングが施されたレクサス「LC500 Convertible」。多くのレスサス車には専用オーディオとしてマークレビンソンが採用されているが、そのことを表わすマークレビンソンロゴと、マークレビンソンが50周年を迎えることを訴求するラッピングが施されていた。

マークレビンソンとレクサス

 オートモーティブの室内展示では、トヨタ車に採用されているJBLのユニットを展示。カーオーディオ用のアンプでは、スピーカーからのリスニングポイントまでの距離を補正するためのDSP機能が組み込まれていることが多いが、展示されていたのはカムリなどのセダンに採用されている8チャンネルアンプと、アルファードなどのミニバンに採用されている12チャンネルのアンプ。これらマルチチャンネルアンプとJBLのスピーカーを用いて、JBLらしい音作りを行なっているとのこと。

 また、パネル展示のみになるがハーマンカードンとスバル車の取り組みも紹介。アウトバックへハーマンカードンが採用されていることを伝えていた。

 マークレビンソン担当者によると、レクサスとの取り組みはクルマ以外のものにも広がっているという。その一つが会場で展示されていたマークレビンソン初のヘッドホン「No5909」。2022年に発売されたベリリウムコーティングの新開発40mm径ダイナミックドライバを採用するアクティブノイズキャンセリング可能なワイヤレス/有線接続ヘッドホンだが、このレクサスブランド版の発売を9月1日からレクサスディーラーのレクサスコレクションで開始しているという。

レクサスコレクションでの取り扱いが始まったマークレビンソン初のヘッドホン「No5909」。レクサスロゴも刻まれる

 マークレビンソン、JBL、ハーマンカードン、そして2021年からAKGとしても純正カーオーディオを提供しているハーマンインターナショナルだが、それぞれのブランドで異なったユニットを使いながら車体メーカーと一緒に音作りを行なっているという。複雑な反響音のコントロールが必要なクルマの音作りだけに、その仕上がりやブランドごとの違いはディーラーの試乗車などで確認していただきたい。

トヨタとJBLの取り組み
左が8チャンネルアンプ、右が12チャンネルアンプ
スバルとハーマンカードンとの取り組み