日産、特別仕様車「キャラバン マイルーム ローンチエディション」の受注を期間限定で開始 価格は595万8700円から

キャラバン MYROOM Launch Edition

　日産自動車は10月11日、「キャラバン」をベースとした車中泊仕様車「キャラバン MYROOM」を発表するとともに、2024年夏の発売を予定する通常モデルに先立ち、専用装備を与えた特別仕様車「キャラバン MYROOM Launch Edition」の受注を開始した。

　価格は「折りたたみベッド」架装タイプが595万8700円～696万4100円、「MYROOM 跳ね上げベッド」架装タイプが613万4700円～714万100円。受注はLaunch Edition専用ボディカラー「サンドベージュ/ホワイト 2トーン」車を2023年12月末、そのほかのボディカラーを2024年1月末まで受け付ける。

　また、Launch Editionでは車内カーテン、ウッドブラインド、AC 100V電源、スポット照明付きの木目調ルーフパネル、ロールスクリーン、ルーフサイド間接照明を標準装備。さらにカーテンと同じ生地となるオリジナルクッションも付属する。

キャラバン MYROOM Launch Edition価格表

　キャラバン MYROOMは2023年に誕生50周年を迎えたキャラバンをベースに、自分のお気に入りの部屋ごと自然の中に持ち込み、リラックスができるクルマとして開発されたモデルで、これまでにない新たなカテゴリーのクルマを目指したという。

　エクステリアはブラックグリルやブラックドアハンドル、ブラックドアミラー、ブラックスチールホイールといった専用パーツで外観の印象を引き締め、リアクォーターウィンドウとバックドアにはMYROOM専用ステッカーをオプションとして用意。ボディカラーは専用色のサンドベージュ/ホワイト 2トーンをはじめ、ピュアホワイトパール。ステルスグレー、ミッドナイトブラックの4色をラインアップした。

キャラバン MYROOM Launch Editionのインテリアイメージ

　インテリアでは硬度の異なるクッションパッドを組み合わせて使う自動車業界初の「2 in 1シート」を採用。これは乗車移動時は程よい硬さで乗り心地を追求し、駐車時に後部座席側に反転させて使用する際にはやわらかなソファのような座り心地を提供するというもの。反転させて使う場合、バックドアを開ければ車内で自然の景色を楽しみながらくつろぐことが可能になっている。

　車中泊ベッドは折りたたみベッド、MYROOM 跳ね上げベッドから選択でき、どちらもヘリンポーン生地を用いてシンプルながらもリッチなクオリティを表現。MYROOM 跳ね上げベッドはワンアクションでベッド展開をさせることができ、手を放してもしなやかに倒れてきて、手を挟むことなくベッドにすることができるという。また、折りたたみベッドは2分割になっているため自由なアレンジを可能とした。

硬度の異なるクッションパッドを組み合わせて使う自動車業界初の「2 in 1シート」

　そのほかEV（電気自動車）「リーフ」で使用されていたバッテリを再利用として開発した「ポータブルバッテリー from LEAF」（オプション）からMYROOMに給電することで、電源のない場所でも車内のAC 100V電源を活用できる。