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WRCドライバー 勝田貴元選手、ラリージャパン2023へ向け名古屋城を背景にデモラン

名城公園南遊園で行なわれた勝田貴元選手によるデモラン

ラリージャパンは11月16日~19日に開催

 11月16日~19日に、愛知県や岐阜県を舞台にして開催されるラリージャパン2023。すでにチケットの発売も始まっているほか、今回のトピックとなる豊田スタジアムのスーパーSSのコースも発表された。

 10月9日に開催された「フォーラムエイト・ラリージャパン2023 1か月前カウントダウンイベント」では、名古屋市中心部となる久屋大通公園のPRステージのほか、名古屋城を望む「名城公園南遊園」ではWRC(世界ラリー選手権)ドライバー 勝田貴元選手によるデモランを実施。

2022年のラリージャパンでは3位表彰台を獲得した勝田貴元選手。ラリージャパン2023での活躍にも期待が集まる

 勝田貴元選手は、10月7日~8日に岡山国際サーキットで行なわれたFDJ(フォーミュラドリフトジャパン)最終戦においてターマックのデモランを行なっており、連日とはなるものの名城公園ではグラベルのデモランを披露した。

 使用したマシンは、岡山はGRヤリスラリー1ハイブリッドのテスト車両だったが、名城公園はグラベルセッティングのためかヤリスWRC。当日はときおり小雨が降る天気であったこともあって、泥を巻き上げながら迫力のデモランを披露した。

今回のデモランはヤリスWRC

 勝田選手は、この後10月26日~29日にドイツ、チェコ、オーストリアを舞台に開催されるWRC第12戦セントラルヨーロピアンラリーに参戦するために、ヨーロッパでの本拠地としているフィンランドに移動。ヨーロピアンラリー参戦後、WRC最終戦となるラリージャパン2023のために帰国する。

 ヨーロピアンラリーはラリージャパン同様に、これまで続いたグラベル路面からターマック路面に変わる最初のラリーとなるため、今までとは違った勢力図となるかもしれない。ラリージャパンの前哨戦とも位置付けられるラリーであるため、ドライバーのチャンピオン争いとともに注目したい。

全日本ラリー参加選手や自衛隊もデモランを実施した