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ゼンリン、日本全国のEV用充電器の設置場所や口数、利用料金などが分かる「EV充電スタンドマップ」公開

2023年10月19日 発表

ゼンリンが日本全国のEV用急速/普通充電器口数データなどが分かる特設サイトを公開した

日本全国/都道府県別に最新のEV充電スタンドデータを公開

 ゼンリンは10月19日、同社のEVソリューションや全国EV充電スタンドの最新口数および詳細情報を確認できる特設サイトを開設した。

 ゼンリンは独自調査基準のもと、自治体・団体・企業等への取材を通して入手した情報をもとに現地調査を行ない、正確かつ豊富なEV充電スタンドデータベースを構築してきたという。今回開設した特設サイトでは、日本全国の急速/普通充電器口数データや、都道府県別の設置口数データを3か月に1度の頻度で更新するなど、充電スタンドの最新情報を発信するとしている。

 ゼンリン独自のEV充電スタンド調査基準は、公的で誰でも使用できるEVスタンドを調査したもので、個人宅や会社の事業所など使える人が限られるものや、テスラ専用のEVスタンドなど、車種を限定するものは一部取得対象外としている。

最新のEV充電スタンド数
都道府県別のEV充電スタンド数

 全スタンドの詳細情報が閲覧できる「EV充電スタンドマップ」では、各スタンドの位置情報や急速/普通の充電方法種別に加え、出力値、メーカー名称、料金、営業時間など、ゼンリンが保有する多くの情報から抜粋した一部データも公開。

 同社によるとEV充電スタンド数は、2010年代中旬の大幅な増加以降、新規設置がある一方、老朽化や採算性などの課題から撤去されるEV充電スタンドも少なからずあることから、ここ数年間は横ばいという。継続的な運用には、利用者が多く採算面での見通しが立つ適切な場所への設置が重要であることから、ゼンリンでは交通量や人口といった統計情報やEVスタンドの位置情報などを組み合わせ、適切な設置場所検討を支援していくという。

過去10年間の全国EV充電スタンド口数 経年変化