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ラリージャパン2023エントリーリスト発表 ラリー1カーはトヨタ、ヒョンデ、フォードの3チーム計9台がエントリー

2023年10月23日 発表

写真は2022年のラリージャパン

 ラリージャパン2023実行委員会は10月23日、WRC第13戦「フォーラムエイト・ラリージャパン2023」(11月16日〜19日開催)のエントリーリストを発表した。

 日本ラウンドに挑むラリー1カーには、トヨタ、ヒョンデ、フォードの3チーム計9台がエントリーするなど、世界各国から計36台がエントリー、愛知県・岐阜県のステージを舞台にタイム争いが展開される。

ラリー1カーはトヨタ、ヒョンデ、フォードの3チーム計9台がエントリー

 トヨタ「TOYOTA GAZOO Racing WRT」は計4台の「GRヤリスラリー1ハイブリッド」を投入。69号車のカッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組、33号車のエルフィン・エバンス/スコット・マーティン組、17号車のセバスチャン・オジエ/ヴァンサン・ランデ組がワークスノミネートでエントリーするほか、2022年の大会で3位入賞を果たした日本人ドライバーの18号車 勝田貴元/アーロン・ジョンストン組も4台目のGRヤリスで母国ラウンドに挑む。

勝田貴元選手

 ヒョンデ「HYUNDAI SHELL MOBIS WORLD RALLY TEAM」は3台の「i20 N ラリー1ハイブリッド」を投入する予定で、2022年の大会ウイナーである11号車のティエリー・ヌービル/マーティン・ヴィーデガ組を筆頭に6号車のダニ・ソルド/カンディド・カレーラ組、4号車のエサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組がエントリー。

ティエリー・ヌービル選手

 フォード「M-SPORT FORD WORLD RALLY TEAM」は2台の「プーマラリー1ハイブリッド」を投入する予定で、2022年の大会で2位につけた8号車 オィット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組、16号車 エイドリアン・フルモー/アレクサンドル・コリア組がエントリーする。

ラリー2カーは計11台がエントリー

 ラリー2カーは計11台がエントリー。2021年のWRC2クラス王者、アンドレアス・ミケルセン/トシュテン・エリクソン組のシュコダ・ファビアRSが参戦するほか、サファリラリーを得意とするカイエタン・カイエタノビッチ/マチェイ・シュシェパニャク組のシュコダ・ファビアRS、若手有望株のニコライ・グリアジン/コンスタンティン・アレクサンドロフ組のシュコダ・ファビアRS、M-SPORTの若手ドライバー、グレゴワール・ミュンスター/ルイ・ルーカ組のフィエスタMkIIなどが参戦する。

 WRC2には、全日本ラリー選手権でおなじみのドライバーもエントリー。2年連続でJN1クラスのチャンピオンに輝いたヘイキ・コバライネン/北川紗衣組がシュコダ・ファビアで、福永修/齊田美早子組がシュコダ・ファビアEvoで、今井聡/ジェイソン・ファーマー組がシトロエンC3で参戦予定。

 そのほか、ラリー4カーに関しては、新井大輝/立久井大輝組がプジョー208 ラリー4で参戦予定。

 またナショナル部門では、TOYOTA GAZOO Racing WRJより勝田範彦/木村裕介組がGRヤリス、眞貝知志/安藤裕一組がGRヤリスでエントリー。さらにSUBARU TEAM ARAIからはベテラン新井敏弘/松本優一組がSUBARU WRX S4でエントリーする予定。

勝田範彦選手
新井敏弘選手

 そのほか、2023年に全日本ラリー選手権デビューした元スピードスケートの金メダリスト、清水宏保/保井隆宏組もヤリスでエントリーし、「WRCは長丁場のラリーだと思いますが、世界選手権の雰囲気を味わいたいと思います」と意気込みを語っている。

エントリーリスト