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スーパーフォーミュラ2023シリーズチャンピオンは宮田莉朋選手 「一番速いドライバーを目指して」とモリゾウ氏がコメント

2023年10月30日 発表

スーパーフォーミュラ2023シーズンを制したVANTELIN TEAM TOM'S 37号車の宮田莉朋選手

2023年のシリーズチャンピオンを決める最終大会

 三重県の鈴鹿サーキットで10月28日~29日に開催された全日本スーパーフォーミュラ選手権の最終大会となる第8・9戦「第22回JAF鈴鹿グランプリ」の結果で、VANTELIN TEAM TOM’Sの宮田莉朋選手が2023年シーズンのシリーズチャンピオンに輝いた。

 宮田選手は、第8戦で2位、第9戦も3位と連続表彰台を獲得。最終戦までもつれ込んだタイトル争いを制して、2023年シーズンのシリーズチャンピオンを獲得した。

宮田莉朋選手(VANTELIN TEAM TOM'S 37号車)

 チャンピオンを獲得した、宮田選手は「チャンピオンが取れたのはTGR、チームトムス、スポンサーをはじめ応援してくださるファンの皆様のおかげで、本当に感謝しています。チャンピオン獲得は決して楽ではなかったですし、正直今年取れるとは思っていませんでした。ただ、今年第3戦の鈴鹿で初優勝できて、そこからクルマにも、僕自身もドライビングやメンタリティ的な部分でも自信がつきました。あとは今年からTGR WECのプログラムに参加して海外に行くことが増えて、世界という目標が明確になり、それが原動力として結果にも繋がったと思います。チャンピオンが取れたというのは本当に嬉しいですし、ほっとしています。トヨタエンジンユーザとして久しぶりのチャンピオン獲得という意味でも、すごく誇りに思っています」とコメント。

 TGRを代表して「モリゾウ」こと豊田章男氏は、「世界も視野に入れ色々なチャレンジをしている中で、大きな自信に繋がるレースが今年は沢山できたのではないかと思います。もっともっと成長し“一番速いドライバー“を目指していってください」とのコメントを発表している。

2023年のシリーズチャンピオンを獲得した宮田莉朋選手

TOYOTA GAZOO Racingを代表してモリゾウ(豊田章男氏)さんのコメント全文

 莉朋、チャンピオンおめでとう! トヨタで育った若者が“日本で一番速いドライバー“になってくれたこと嬉しく思います。

 世界も視野に入れ色々なチャレンジをしている中で、大きな自信に繋がるレースが今年は沢山できたのではないかと思います。もっともっと成長し“一番速いドライバー“を目指していってください。

 初戦を制したローソン選手はシーズン中にF1にステップアップしました。平川選手もF1への道を歩き出すことになりました。このレースが世界を目指す若者たちの架け橋になっていっていることを実感します。

 日本発のスーパーフォーミュラが世界に通ずるレースになっていけるよう、ディフェンディングチャンピオン宮田莉朋選手をはじめ、ドライバー全員が、来年も魅力あるレースをしてくれることを、ファンの一人として願っています。

2023シーズンドライバーランキング

順位No.ドライバー総合
137宮田 莉朋114.5
215リアム・ローソン106.5
31野尻 智紀106
438坪井 翔59
520平川 亮58
65牧野 任祐43
76太田 格之進35.5
83山下 健太32
953大湯 都史樹22
1065佐藤 蓮17.5
117小林 可夢偉17.5
1239阪口 晴南15
1364山本 尚貴14
1414大嶋 和也13
154小高 一斗10
1612福住 仁嶺9
1718国本 雄資7
1855ジェム・ブリュックバシェ5
1950松下 信治4
2036ジュリアーノ・アレジ3
-1大津 弘樹0
-19関口 雄飛0
-36笹原 右京0
-51ラウル・ハイマン0
-53大草 りき0

2023シーズンチームランキング

順位チーム総合
1TEAM MUGEN188.5
2VANTELIN TEAM TOM’S109.5
3DOCOMO TEAM DANDELION RACING69.5
4P.MU/CERUMO・INGING68
5ITOCHU ENEX TEAM IMPUL58
6KONDO RACING42
7TCS NAKAJIMA RACING31.5
8Kids com Team KCMG24.5
9TGM Grand Prix20
10docomo business ROOKIE13
11ThreeBond Racing9
12B-Max Racing Team4