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加藤製作所、災害復旧活動用に不整地万能吸引車「IC75MV」無償派遣を決定

2024年2月1日 発表

IC75MV

 加藤製作所は2月1日、令和6年能登半島地震の被災地復旧用として同社の不整地万能吸引車「IC75MV」の無償派遣を決定したと発表した。

 同機は、整備が終了したことを受け、同社茨城工場から受け入れ先である石川県金沢市に本社を置く「株式会社ヨシカワ」へ輸送を行ない、2月1日より当面の間、災害復旧支援機として現地で活用してもらう予定。

 IC75MVは、足まわりがクローラ式のため、通行困難な道路や不整地での走行に適するとともに、広範囲における砂・砂利・汚水・泥土等の吸引が可能であり、インフラ再整備における工事など幅広い用途で使用できるという。

 現地では今後、地震で傷んだ水道管が凍結により破裂し、汚泥や漏水が断続的に発生する恐れがあることを想定し、同社機種のなかでも同機が、用途・機動性から最も復旧活動に役立てると判断して選定された。

 同社では、今後と状況を注視し、同社における追加の支援内容について検討していくとしている。