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寄附金最高額3.5億円 茨城県五霞町「ふるさと納税」に加藤製作所の建設機械5台セット登場

2023年7月4日 発表

 加藤製作所は7月4日、同社工場が操業する茨城県五霞町の「ふるさと納税」の返礼品として、寄附額3.5億円となる建設機械5台セットを設定したと発表。返礼品として用意される建設機械は、同社が製造・販売する建設機械の製品群から「災害発生からの早期復旧」をテーマに5台を選定、同日7月4日から同件に関する取り扱いを開始した。

「ふるさと納税」の返礼品として建機5台セットを設定したことについては、近年、日本国内においては地震や局地的な豪雨に伴う土砂被害など広範囲に渡り自然災害が多発しており、同社では災害復旧用の建機が各地に数多く設置されることが、早期の災害復旧活動に繋がると考えてのこと。

 建機5台セットの設定と、寄付額はふるさと納税の返礼品として最高額となる3.5億円となり、同社では「大変高額となりますが、ご自身での保有に限らず、自治体等へ寄贈することで地域の災害復旧対策支援としてお役立てください」とアナウンスしている。

 具体的な返礼品概要としては、同社茨城工場(茨城県五霞町)等で生産する建設機械製品の中から、狭隘地での機動性にも優れ、主に市街地などの狭い現場で活躍する「ラフテレーンクレーン MR-130RfII」、荒地などで土砂を運搬できる新製品の旋回式不整地運搬車「クローラキャリア IC70R」、土砂崩れや道路の陥没、大雪による雪の除去などに力を発揮する「油圧ショベル(8t) HD308US-7」、小回りが利き、土砂・がれきの片付け、早期復旧に貢献する「ミニショベル(4.5t)HD45V5」「ミニショベル(3t) HD30V5」のトータル5台。

 特典としては、日本国内全国配送可能(海外配送不可)、事前に所有・保管について承諾があれば、指定の日本国内自治体への納品(寄贈用)も可能。そのほか、名前やカラーなどオリジナル塗装、導入指導、全国各地にネットワークを持つ当社協力工場の経験豊かなスタッフによる製品メンテナンス訪問対応、アタッチメント等オプション有償対応、無償メンテナンス期間終了後の定期点検有償対応といった特典がつく。

 今回、同社が返礼品として選定した建機は、実際に災害発生現場にて活躍したシリーズのものであり、「いずれも総合建機メーカーとして創業から120余年の当社が自信をもって送り出す自慢の製品。それぞれが土砂の掘削、運搬、その後に続く資材の搬入搬出といった災害復旧時に必要な一連の作業に適した機能を有し、狭小地での小まわりが利くサイズのものを選定している」と案内している。