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トヨタ、全国のトヨタ販売店で紙カタログ廃止へ 「スマートカタログ」を運用推進

2024年1月29日 発表

写真はランドクルーザー"70"

 トヨタ自動車は1月29日、2025年1月よりトヨタブランドの車両について、紙カタログの制作と印刷を終了することを明らかにした。紙カタログ廃止について、同社は「これまで長年にわたり、紙の商品カタログを提供してきましたが、SDGs、カーボンニュートラルへの取り組みを一層進めるため」と説明、全国のトヨタ販売店では「スマートカタログ」運用を推進していくとしている。

 同社では、紙の商品カタログについては、年間約7000tの紙資源を使用しており、多くの森林資源を使用しているだけでなく、その製造工程や輸送、保管、廃棄などの課題もあり、その解決に向けた検討を進めてきた。今回の紙資源使用削減によるCO2排出削減効果は年間約1.1万tと推計している(トヨタ・コニック・アルファ株式会社調べ)。

 今後、全国のトヨタ販売店では、デジタル端末による「スマートカタログ」の導入を順次進めていき、スマートカタログでは、高精細なタブレットを用い、動画やCGを交えた分かりやすい車両機能の紹介や、複数の車種を並べて比較できる機能など、デジタルならではのコンテンツを提供していくとしている。

写真はクラウン スポーツ