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トヨタ、豊田自動織機の認証不正による2月13日時点の生産停止状況 「アルファード」「ヴェルファイア」も一部生産停止

2024年2月13日時点の状況

認証不正対象エンジンの搭載車種や同一工場・ライン生産車のため、生産・注文を停止中の車種(国内向け車種/2月13日時点)

 トヨタ自動車は、豊田自動織機の認証不正問題に関連した生産停止の状況について、2月13日時点の情報をまとめて同社公式Webサイトで公表した。

 豊田自動織機の認証不正は、同社開発のディーゼルエンジンで認証時の出力試験において違反行為があったことが判明。具体的には、出力試験時に量産用とは異なるソフトを使ったECUを用いてエンジンの出力性能を測定し、測定値が安定するよう操作が行なわれていた。

 国内向け車種で対象となるディーゼルエンジン搭載車種と販売期間は、1GDエンジン搭載の「ハイエースバン(コミューターを含む)」2017年12月~、「レジアスエース」2017年12月~生産終了、「グランエース」2019年11月~、「ランドクルーザープラド」2020年8月~生産終了、「ダイナ1t 」2021年7月~、2GDエンジン搭載の「ハイラックス」2020年8月~、F33Aエンジン搭載の「ランドクルーザー“300”」2021年8月~。

認証不正対象エンジンの搭載車種(国内向け車種)

 認証不正対象エンジンの搭載車種や、同一工場・同一ライン生産車のため生産停止中となる車種は、トヨタ車体いなべ工場の「ハイエース(バン・コミューター・ワゴン) 」「グランエース」「アルファード」「ヴェルファイア」、岐阜車体 第1ラインの「ハイエース(バン・ワゴン)」「救急車」、トヨタ車体吉原工場 第1ラインの「ランドクルーザー“300”」のディーゼル車、日野羽村工場 第2ラインの「ダイナ1t」のディーゼル車、タイ工場の「ハイラックス」となる。

 なお、「アルファード」「ヴェルファイア」は、トヨタ車体いなべ工場と富士松工場の2か所で生産しており、いなべ工場のみ認証不正の対象車種を同一ラインで生産しているため生産停止となるが、富士松工場は生産を継続しているため、注文は継続している。

 これにより、生産も注文も停止しているのは「ハイエース(バン・コミューター・ワゴン) 」「グランエース」「救急車」「ランドクルーザー“300”」「ダイナ1t」のディーゼル車、「ハイラックス」となっている。

 現在、対象となるディーゼルエンジン搭載車両を使用中のユーザーに対して同社では「工場で生産した量産品を改めて検証し、エンジン出力は規準を満たしていることを確認できておりますので、ご使用を停止いただく必要はございません」とアナウンスしている。