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ソニー・ホンダの新EVブランド「アフィーラ」量産車にKDDIの大容量・低遅延な「グローバル通信プラットフォーム」活用

2024年2月26日 発表

CES2024で公開された「アフィーラ プロトタイプ」

 ソニー・ホンダモビリティ(SHM)は2月26日、新EVブランド「AFEELA(アフィーラ)」から2025年に発売を予定している初の量産モデルのネットワークサービスに、KDDIが提供している「グローバル通信プラットフォーム」を活用すると発表した。

 SHMは高品質で安定したネットワークサービスの提供を目指し、各地域のMNO(Mobile Network Operator:移動体通信事業者)の回線を利用し、車両とネットワークの接続を計画。今回、その実現のためKDDIが提供しているグローバル通信プラットフォームの活用を決定した。その結果、車両はSHMが開発・運営するクラウドプラットフォームと大容量・低遅延での通信が可能となる。

 KDDIの取締役執行役員専務である桑原康明氏は、「この度ソニー・ホンダモビリティさまが2025年に発売を予定するAFEELAブランド初の量産モデルのネットワークサービスにおいて、当社をグローバルリードキャリアとしてご採用いただきました。AFEELAの目指す創造的なエンタテインメント体験と、そのグローバル展開を、共に実現できることを大変喜ばしく思っております。当社のグローバルでのIoT実績を生かし、安心安全の実現はもとより、5G通信とエンタテインメントとの掛け合わせによる、今までにない新たな移動体験を世界中のAFEELAユーザーにお届けできるよう、さまざまなソリューションを展開してまいります」とコメント。

 また、ソニー・ホンダモビリティの取締役専務である岡部宏二郎氏は、「AFEELAはプレミアムブランドにふさわしいハードウェアと、AIを活用したAD/ADAS、その上で創造的なエンタテインメント空間としてのモビリティを追求します。その実現のため、モビリティが定常的にネットワークに接続されていることが重要であり、これまでになかったような大容量・低遅延な通信が不可欠です。SHMがグローバルで高品質なモビリティ・サービスを提供していくにあたり、効率的な運営を可能にするワールドワイドな通信ソリューションを重視しています。今回はこうした思いからKDDIのグローバル通信プラットフォーム、および各地域のMNOとの強固な関係に期待しています」と述べている。