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ヒョンデ、バッテリEV「アイオニック 5」の世界観を味わえる2種類のシェアラウンジを代官山の蔦屋書店で実現
2024年3月5日 08:08
- 2024年3月1日 サービス開始
ヒョンデ モビリティ ジャパンとCCC(カルチュア・コンビニエンス・クラブ)は、代官山 蔦屋書店の一角にある「SHARE LOUNGE」スペースや、カーシェアリングサービス「MOCEAN(モーシャン)」を活用する2種類のコラボレーションサービスを3月1日からスタートした。
SHARE LOUNGEは2019年11月にCCCがスタートさせた新サービス。「シェアオフィス」の利便性と「ラウンジ」の居心地のよさを合わせ持ち、適度な刺激を受けながら作業したり、フリードリンクなどを楽しみながら読書でリフレッシュするなど、利用者ごとに多彩な使い方ができる独自の空間シェアサービスとなっている。
ヒョンデとのコラボレーションでも利用内容については基本的に通常のSHARE LOUNGEと同様になり、無料アメニティとして提供されている「高速Wi-Fi」「電源」「フリードリンク」「フリースナック&ブレッド」などを利用可能。予約はスマートフォン向けの「SHARE LOUNGEアプリ」、もしくはSHARE LOUNGE近くに設置された受付端末で操作を行ない、料金は1650円(60分/1人)からとなる。
アイオニック 5純正シートを設置した「Hyundai Space」
代官山 蔦屋書店の1号棟2階にあるSHARE LOUNGEで人気の高い北側の窓辺に2席設定された「Hyundai Space」には、ヒョンデのBEV(バッテリ電気自動車)「アイオニック 5」に装着されている「ゼログラビティシート」と呼ばれる電動リラクゼーションコンフォートシートを設置。
窓向きに設置されたテーブル上には、アイオニック 5のフロントウィンドウに採用する「ARヘッドアップディスプレイ」を疑似体験できるLG製の「55型透過有機ディスプレイ」を備え、ヒョンデの世界観を表現するイメージムービーを放映するほか、手持ちのPCと接続してセカンドディスプレイとして使用することも可能となっている。
シート脇にはアイオニック 5に装備されている「スライドコンソール」をイメージしたというミニ冷蔵庫も用意され、V2L機能で車内でも電気製品を使えるアイオニック 5の車内空間を再現。内部で冷やされている飲み物もSHARE LOUNGEと同じく飲み放題となっている。
Hyundai Spaceはサービスが始まってまだ間もないが、もともと見晴らしのよい窓際スペースということに新サービスの目新しさが加わったことで、連日定期的に利用されているとのことで、取材当日も1席で男性が黙々と作業を行なっていた。アイオニック 5のゼログラビティシートはくつろぎながらもしっかりと体を支えてくれる座り心地で、長時間の作業にもぴったりという雰囲気だった。
アイオニック 5をSHARE LOUNGEとして利用できる「MOCEAN Room」
2つめのコラボサービスとなる「MOCEAN Room」は、代官山 蔦屋書店の駐車場 北側に置かれたカーシェア用車両のアイオニック 5をSHARE LOUNGEとして活用するユニークな取り組み。
車内とはいえ、後席のシート下に設置された室内V2L用のAC100VコンセントやスライドコンソールのUSB-C端子やUSB-A端子など車内6か所の電源を使うことができ、Wi-Fiも完備されているほか、助手席後方にはテーブルとデスクライトも設置されてテレワークなどにも利用可能。普段とは気分を変えてテレワークをしたいといった希望を叶えるプライベート空間となる。
アイオニック 5の駐車位置は店舗から離れているため往復するのは少し大変だが、MOCEAN Roomでも飲食物の持ち込みが可能で、フリードリンクなどを楽しみながら作業できるようになっている。車内だけにHyundai Spaceと比較すれば広々感はないが、設置されたテーブルは意外なほどしっかりと剛性があり、1人で集中して作業するスペースとしての選択肢にもなりそうだと感じた。
なお、金曜日~日曜日にはアイオニック 5が本来のカーシェア車両として運用されることになっており、「MOCEAN Room」は月曜日~木曜日に利用可能とのこと。また、利用中にアイオニック 5を移動させることはできないが、利用には自動車運転免許が必要となる。