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トヨタ、パナソニックHDと共同出資のプライムアースEVエナジーを完全子会社化 車載用電池の量産体制強化

2024年3月5日 発表

プリウスのプラグインハイブリッドシステム

 トヨタ自動車は3月5日、トヨタとパナソニックホールディングス(以下、パナソニックHD)が出資するプライムアースEVエナジー(以下、PEVE)について、車載用電池の量産体制を強化するため、トヨタがPEVEを完全子会社化することでパナソニックHDと合意したと発表した。

 PEVEは、トヨタが80.5%、パナソニックHDが19.5%出資していたが、今後、トヨタにより3月下旬の完全子会社化を予定している。PEVEではこれまでのHEV(ハイブリッド車)用電池に加えて、BEV(電気自動車)・PHEV(プラグインハイブリッド車)用電池も含めて生産する予定。

 PEVEが多様な電動車用電池を量産することで、電池の需要拡大に対して柔軟に応えることができるほか、量産の競争力をさらに高めることが可能となるとしている。

 なお、トヨタ関連企業の電池量産体制については、現在、PEVEがHEV用電池を、トヨタとパナソニックHDが出資する「プライムプラネットエナジー&ソリューションズ株式会社」がBEV・PHEV・HEV用電池を、さらに豊田自動織機がHEV用電池を量産している。

 トヨタでは、今後も電池の量産や開発において、これらの企業と引き続き連携していくとしている。

プリウスのハイブリッドシステム