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ヤナセ、社長交代を発表 伊藤忠商事出身の森田考則氏が社長就任
2024年3月8日 08:23
- 2024年3月7日 発表
ヤナセは3月7日、2024年4月1日以降の社長交代を発表。2023年6月に伊藤忠商事からヤナセ取締役専務執行役員に就任した森田考則氏が、新たにヤナセ代表取締役社長執行役員に就任する社長人事を決定した。
新たに社長に就任する森田氏は、伊藤忠商事では、同社執行役員、欧州・CIS総支配人、自動車・建機・産機部門長などを歴任。今後、長年にわたる伊藤忠商事での自動車・環境ビジネスの経験を活かし、電動化、自動化など、100年に一度ともいわれる自動車産業の構造変化と、少子高齢化の進展に伴う人口減少による市場構造の変化などの経営諸課題に対応していくとしている。
2018年6月の社長就任から6期にわたり社長を務めた𠮷田多孝氏は、代表取締役会長に就任する。吉田氏の在任期間中は、中期経営計画「Gear up for the Next」を通じて、「営業」「コスト」「構造」3つの事業改革に取り組み、業務効率化による生産性向上とコスト削減、拠点の統廃合など低重心経営を推し進めた。
さらに、現行の中期経営計画「Gear up for the Future」では、構造改革の推進による「既存ビジネスのさらなる強化」と「新たな収益源の積み増しによる収益基盤の多様化」を目指すとともに、時間外労働の削減や休日取得促進など社員の労働環境の改善にも取り組んだ。
今回の社長交代は、こうした経営諸課題の対応に一定の目途がついたことによるものとしている。今後は、自動車産業・ディーラー業の変化を見据えながら、新体制の支援とグループ全体の指導にあたるとしている。