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TOYOTA GAZOO Racing小林可夢偉選手がナスカーに2度目の挑戦 「ナスカーはドライバーのひとつの目標」

2024年3月21日 発表

小林可夢偉氏がNASCARに2度目の挑戦(写真は2023年のNASCAR参戦車両)

 TOYOTA GAZOO Racing(TGR)は3月21日、TOYOTA GAZOO Racing WECチームのドライバー兼チーム代表の小林可夢偉氏が、3月24日にテキサス州オースティンにあるサーキット・オブ・ジ・アメリカで行なわれるNASCARカップ・シリーズに、23XI チームの3台目としてMobil 1 50周年記念カラーの#50 Mobil 1 トヨタ・カムリ XSEで参戦すると発表した。

 小林氏にとっては2023年8月のインディアナポリス・モーター・スピードウェイ以来2度目のNASCARカップ・シリーズ挑戦となり、決勝は3月24日の14時30分(日本時間は3月25日4時30分)にスタートが切られる。

 なお、レースが開催されるサーキット・オブ・ジ・アメリカは2012年10月にオープンしたサーキットで、小林氏はこれまでF1で1回(2012年)、WECで4回(2013年、2016年、2017年、2019~2020年)の5回出走しており、2016年にはTOYOTA GAZOO Racing 7号車のドライバーとして3位表彰台を獲得している。

2023年8月のインディアナポリス・モーター・スピードウェイ以来2度目のNASCARカップ・シリーズ挑戦となる小林可夢偉氏

 今回の発表について、小林氏は「NASCARに2024年もスポット参戦ではありますが出場させてもらえることになりました。このチャンスを作ってくださったモリゾウさんをはじめ、TRD-USAと北米トヨタ、そしてTOYOTA GAZOO Racingのみなさまに本当に感謝しています」。

「昨年夏に初めてNASCARに参戦させていただいたことで色々な学びがありました。たとえば、これからのモータースポーツをもっとグローバルな視野で考えることができるようになったり、またレーシングドライバーの可能性、特に将来日本人がNASCARで活躍するためには、どんなドライバーの支援方法がいいのかなども考える機会になっています。そして今年もTGRはNASCARへのチャンレンジを続けていくということで、僕がチャンスをいただけました。本当に感謝しています」。

「NASCARのレースは、非常に練習時間が短いのが特徴です。土曜日は25分の練習走行の後すぐに予選、そして日曜日にレースという、本当に短い準備期間しかないのですが、その中でも自分自身ドライバーとして、前回の参戦で学んだことをしっかり活かして、少しでも上位で結果を残せるように頑張ります」。

「僕としては、やっぱりこのNASCARは、ドライバーのひとつの目標でもあると思っています。そういった部分もしっかりみなさまに伝えられるように今回のオースティンのレースを戦いたいと思います。応援よろしくお願いします」とコメントしている。