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BMWとダイナースクラブカード、「MINI ダイナースカード」発表会 車両購入代金の支払いも可能

2024年3月26日 開催

「MINIダイナースカード」の発表会を開催

 ビー・エム・ダブリュー・ジャパン・ファイナンスとダイナースクラブカードを発行する三井住友トラストクラブは3月26日、提携カード「MINIダイナースカード」の発表会をダイナースクラブ 銀座プレミアムラウンジ(東京都中央区銀座)で開催した。MINIダイナースカードの発行は2024年4月1日より開始する。年会費は本会員が2万7500円、家族会員が7700円。

 ビー・エム・ダブリューの100%出資子会社となるBMW・ジャパン・ファイナンスと三井住友トラストクラブは、2009年から「BMWダイナースカード」「BMWプレミアム ダイナースカード」を発行しているが、近年「MINI」の提携カード発行への期待の声が多く寄せられていたことから今回実現したという。

 MINIダイナースカードとしては、MINI正規ディーラーでのMINIの車両購入代金の支払いにも利用できるのが大きな特徴。100円=1ポイント(車両購入代金決済の場合は200円=1ポイント)、ポイントアップ加盟店では駐車場/ガソリンスタンドで100円=2ポイント、有料道路/ETCカード利用で100円=1.5ポイントといったポイントサービスも展開する。

 また、MINIダイナースカードに加えてMINI自動車保険にも加入すると、MINI自動車保険に付帯される「MINI EXTRA CARE」が「MINI EXTRA CARE<PREMIUM>」にアップグレードされる。これにより、走行中の飛び石など飛来物によるフロントガラスの破損を負担額なしで補償するとともに、「MINI EXTRA CARE」のフロントガラスのみに対して対象ガラスがフロント/リア/サイドまで拡大される。

MINIダイナースカード。艶のある白をベースにMINIのロゴをホログラムであしらった
BMWプレミアム ダイナースカード。こちらのカードでMINIの車両購入代金の支払いはこれまでできなかったが、MINIダイナースカードの誕生によりそれが可能になった

 なお、MINIダイナースカードの発行を記念して、新規入会キャンペーンを実施する。このキャンペーンは2024年4月1日~9月30日(申込受付分)に行なわれ、入会でもれなく5000ポイント、入会後3か月間の合計利用金額が32万円以上で3万ポイント、さらにETCカード同時入会で1000ポイントを付与するなど、最大で3万6000ポイントをプレゼントする。

MINIダイナースカードの説明を行なった三井住友トラストクラブ株式会社 蓮井孝夫氏
MINIダイナースカード発行の背景
MINIダイナースカード発行の目的
MINIダイナースカードのデザインについて
MINIダイナースカードの機能について
MINIダイナースカードのサービス紹介
新規入会キャンペーンについて

グローバル企業との提携カードの発行は12年ぶり

ビー・エム・ダブリュー・ジャパン・ファイナンス株式会社 代表取締役社長 フランソワ・モーリ氏

 発表会ではビー・エム・ダブリュー・ジャパン・ファイナンス 代表取締役社長 フランソワ・モーリ氏、三井住友トラストクラブ 代表取締役社長 五十嵐幸司氏があいさつを行なうとともに、三井住友トラストクラブ 蓮井孝夫氏がMINIダイナースカードの概要を紹介した。

 はじめに登壇したモーリ社長は、「MINIブランドは日本では非常に多くの方に愛されているブランドです。実は輸入車モデル別販売台数では、2016年以降8年連続で首位を獲得しております。この愛されるMINIブランドは、今まで時代に合わせて成長し続けてまいりました。そして先日、MINIブランド初の電気自動車の導入を含む新型MINIの発表をいたしました。これはMINIブランドが2030年代に完全電気自動車ブランドへと移行するというグローバルな方針に合わせた動きで、この新型MINIファミリーは非常に重要となります」と、新型MINIの重要性について説く。

 一方で時代に合わせて変化してきたのはクルマの性能だけではないとし、「お客さまのクルマの選び方も変わっております。従来は販売店での選び方がありましたが、現在ではオンラインへと変化しつつあります。それに合わせて購入方法も変化しつつあり、実に2020年ごろからオンラインでの販売台数が増加しております。いつでもどこでもお気に入りのクルマをご希望の方法で購入できるようにする。このお客さまのニーズに大いにマッチしているということを捉えまして、昨年末より新型MINIファミリーの導入に合わせまして、MINIブランドではオンラインの販売を開始しております」と、販売方法の変化についても報告。

 また、MINIダイナースカードについては「今回のこの提携カードが実現に至ったのは、長年にわたる強固な関係をダイナースクラブと築いてきたからこそだと考えております。今後もこのパートナーシップをより一層強固なものにできるよう努めていければと思っております。この新たなカードによってお客さまのライフスタイルを総合的にサポートし、必ずやご満足いただけるものだと確信しております。今後も多様化するお客さまのライフスタイルに合わせて、最適なBMWグループのモデルをお届けできるよう車両購入のサポートをしていければと思っております」とし、あいさつを締めくくった。

三井住友トラストクラブ株式会社 代表取締役社長 五十嵐幸司氏

 五十嵐社長は「われわれダイナースクラブは日本で初めてのクレジットカード会社として1960年に創業いたしましたが、それ以来、多くの企業さまと提携カードを発行してまいりました。例えば全日空や日本航空などとの航空系提携カード、また銀座エリア系の提携カード、三井住友信託銀行などの銀行系の提携カードを発行してまいりましたが、実はグローバル企業との提携カードの発行は12年ぶりとなります」と述べるとともに、「BMWとダイナースクラブはハイグレードな世界観を確立しているブランドとして、BMWさんはプレミアムラグジュアリーなモビリティ業界、われわれダイナースクラブはステータスカード業界をリードしてまいりました。お互いに努力を積み重ねてブランド価値を保持しているという共感があってこそ、長く提携カードの運営を継続できていると考えております。現在は全国の正規ディーラーでBMWダイナースカードを販売していただいており、改めてBMWさんには感謝を申し上げます」とコメント。

 また、MINIダイナースカードについて「MINIダイナースカードの商品コンセプト“あなたの個性を彩るカード”を踏まえて、あえて何色にも染めることができる白を採用しています。実はプラスチックカードの製造におきまして、白を表現するのは大変に難しくございまして、印刷会社泣かせと言われております。ある女性タレントさんいわく、白にも200種類以上色があると言われておりますが、真っ白ではなくニュアンスのある上品な艶のある白をベースに今回はMINIのロゴをホログラムであしらっておりまして、大変チャレンジングなカードでございます。MINIは日本における輸入車のモデル別販売台数8年連続ナンバー1でございます。さまざまな特典を付帯するMINIダイナースカードが、MINIのオーナーさまを支える1枚になることを期待しております」とその特徴について語っている。