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初の春開催となった鈴鹿F1日本グランプリ、3日間入場者数は昨年を上回る22万9000人 さくらとF1を多くの人が楽しむ

多くの人が鈴鹿サーキットに訪れた2024年のF1日本グランプリ。初の春開催

初の春開催となった鈴鹿F1日本グランプリ

 初の春開催となったF1日本グランプリが、4月5日~7日の3日間にわたって鈴鹿サーキット(三重県鈴鹿市)で開催されている。これまで鈴鹿のF1日本グランプリは秋に開催されており、シーズン後半に開催されていることからチャンピオン争いに絡むことが多く、F1の歴史においても特筆される戦いが繰り広げられてきた。

 とくに2023年は3日間合計で22万2000人と多くの人が来場し、大きな話題となった。練習走行日(金曜日)4万2000人、予選日(土曜日)7万9000人、決勝日(日曜日)10万1000人で、予選日、決勝日の話題も多かった。

3日間の入場者数

 春開催となってその変化が注目されたが、鈴鹿サーキットの発表によると、3日間合計で22万9000人。練習走行日(金曜日)5万人(昨対8000人増)、予選日(土曜日)7万7000人(2000人減)、決勝日(日曜日)10万2000人(1000人増)と、金曜日に増え、土曜日に減り、日曜日はやや増になった。金曜日に多くの人が訪れたのが特徴的だ。

 鈴鹿サーキットを運営するホンダモビリティランド 代表取締役社長 斎藤毅氏は、「初の春開催となる日本グランプリを満開の桜のなかで無事に開催できたことを嬉しく思う。三重県、鈴鹿市をはじめとする地域の皆様や、お取引様など関わっていただいたすべての方に感謝したい。今年は木曜、金曜の将来層招待施策も行い、期間を通して多くの方にご来場いただいた。これからもモータースポーツの楽しさ、感動をより多くの方に知っていただけるよう努力を続けていきたい」とコメントしている。

さくらと観覧車

 鈴鹿では昨年に比べてスタンドを増強し、数千名の収容力を増強しており、その効果が決勝の来場者数の増加に現われているように見える。

 訪れる来場者の客層も春休みが使える人もいるようで、家族連れの姿が目立ったほか、インバウンド客も多い。秋開催のころは長期休暇を取ってアジアで多く開催される国際レースを巡る欧米人を見かけたが、春開催となって日本のさくらを楽しむアジアや欧米の人が増加。さくらの開花時期もずれ込み、鈴鹿のさくらはちょうど満開になっている。

 天気予報も、週末は雨予報だったのが、週末が近づくに連れてよい天気に。決勝日は快晴の下、満開のさくらが映える天気となった。