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トヨタ 2024年3月期通期決算、営業利益は史上最高の5兆3529億円 来期営業利益見通しは2兆円の未来投資で4兆3000億円

トヨタ自動車、2024年3月期通期(2023年4月~2024年3月)決算

 トヨタ自動車は5月8日、2024年3月期通期(2023年4月~2024年3月)決算を発表。本業の儲けを示す営業利益は史上最高の5兆3529億円となった。期初の見通しが3兆円、第3四半期の見通しが4兆9000億円だったため、1年を通じて大きく伸びたことになる。

 営業収益は45兆953億円(前期比7兆9410億円増)、税引前利益は6兆9650億円(3兆2963億円増)となった。営業利益率は7.3%から11.9%へと大幅に増えている。

 2025年3月期の見通しでは、収益構造を維持した上で持続的に成長するために、人的資本への投資を3800億円、BEV(バッテリ電気自動車)や水素、ソフトウェア・AIといったモビリティカンパニーへの変革に向けた投資を1.7兆円、計2兆円の未来への投資を行ない、営業利益4.3兆円を見込んでいる。