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スバル、トヨタとバッテリEV4車種を共同開発 HEV商品強化で次世代e-BOXERを「クロストレック」へ搭載

2024年5月13日 発表

2026年末までにラインアップする4車種のバッテリEVをトヨタと共同開発

 スバルは5月13日、2026年末までにラインアップを予定する4車種のバッテリEV(電気自動車)について、すでに販売している「ソルテラ」を含めてトヨタ自動車との共同開発とし、両社で開発を進めていくことを明らかにした。また、ハイブリッド車の商品強化として「次世代e-BOXER」を「クロストレック」に展開することも示した。

 バッテリEVの生産については、新たに登場する共同開発のバッテリEVは、スバルの矢島工場で生産してトヨタに対しても供給。また、もう1台の共同開発のバッテリEVについては、トヨタの米国工場で生産されスバルにも供給、スバルは米国生産のバッテリEVをラインアップすることになる。

 こうした共同開発や、相互生産、相互供給により、トヨタとともにリスクを軽減し、開発および生産領域の「柔軟性」を確保。2026年末までにラインアップする4車種についてはトヨタとの共同開発車とした。将来的に、スバルでは2028年末までにバッテリEVを4車種追加、計8車種のバッテリEVをラインアップすること計画している。

ハイブリッド車も商品強化へ

ハイブリッド車の商品強化として「次世代e-BOXER」について「クロストレック」にも展開する

 また、ハイブリッド車の商品強化として、トヨタハイブリッドシステムをベースに水平対向エンジンを搭載した「次世代e-BOXER」については、すでに公表している次期「フォレスター」への搭載に加えて、「クロストレック」にも展開を拡大するとしている。

 次世代e-BOXERの基幹ユニットとなるトランスアクスルについては、2024年秋にリニューアルした北本工場にて生産開始。次期フォレスターは、ガソリンモデル、次世代e-BOXERモデルともに国内工場での生産のみならず、いずれは米国SIAでの生産も開始し、日米での生産領域における「柔軟性」も確保できるよう、進めていくとしている。

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