ポルシェ、「911」初のハイブリッドモデルを5月28日ワールドプレミア

ハイブリッドシステムを搭載した初の「911」

　ポルシェは5月13日（現地時間）、ハイブリッドシステムを搭載した初の「911」のテストが完了したことを発表。5月28日22時（日本時間）にデジタルワールドプレミアすることを明らかにした。

　911の61年の歴史の中で、ハイブリッドシステムが初めて市販モデルの911に搭載されることになる。開発にあたっては極寒の寒さから灼熱の暑さまで、さまざまな事態を想定して世界中のあらゆる条件下でテストを行なったとしており、その走行距離は合計500万km以上におよぶという。

　その中にはニュルブルクリンク・ノルドシュライフェでのテストも含まれており、標準ロードタイヤ、数世代前からオプション設定されている固定式リアウイングを備えたエアロキットを装着して走行を行なったところ、先代モデルを8.7秒上まわる7分16秒934のラップタイムを記録したとのこと。

開発にあたっては極寒の寒さから灼熱の暑さまで、さまざまな事態を想定して行なわれた

　このタイムを記録したポルシェブランドアンバサダーのイェルク・ベルクマイスター氏は、今回の発表に際して「新しい911はサーキットでもかなり速くなりました。グリップの向上、パワーの大幅な増大、そしてパフォーマンスハイブリッドの自然なレスポンスも大きなメリットです」と、その特徴について語っている。