ブリヂストンのソフトロボットハンド「TETOTE」と乾杯できる体感イベント 東京・渋谷の「b8ta」で6月16日まで開催中

ソフトロボットハンド「TETOTE」（てとて）と乾杯できるイベントが開催中

　ブリヂストンの社内ベンチャーである「ソフトロボティクス ベンチャーズ」は、体験型ストア「b8ta Tokyo-Shibuya」で6月4日～16日に開催されているアサヒビールの新商品PRイベント内でゴム人工筋肉を使ったソフトロボットハンド「TETOTE」（てとて）の体験展示を行なっている。

　期間中には、TETOTEと韓国の協働ロボットメーカーであるDoosan Roboticsの「Moodie」がコラボレーションしたAIカクテルバー「Mix Master Moodie」がb8ta店内に設置され、アサヒビールが6月11日に発売する新製品「未来のレモンサワー」を使った乾杯体験を実施。

　MicrosoftのAIを活用して体験者の気分を「ふつう」「ウキウキ」「びっくり」「しくしく」「プンプン」「ドキドキ」「ソワソワ」という7種類から推定し、気分に合わせたBGMとアクションによって乾杯を行ない、気分ごとにお勧めするおつまみやお菓子をプレゼントしておもてなしする。

AIカクテルバー「Mix Master Moodie」

Doosan Robotics製のロボットアームの先端にソフトロボティクス ベンチャーズのTETOTEが設置されている

正面にアサヒビールとブリヂストン、ソフトロボティクス ベンチャーズのロゴマークを設定。アサヒビールとブリヂストンの企業ロゴが並ぶのは極めて珍しい。下にはタイヤを模した装飾も施され、「どこにでも出張できる屋台」をイメージしたデザインになっている

　イベント初日の6月4日には、オープンの11時前から店舗前で待つ人の姿もあり、新製品である未来のレモンサワーを飲みながらTETOTEとの乾杯体験する光景も見られた。渋谷駅のすぐ近くという立地のよさもあり、老若男女さまざまな人が訪れ、外国人観光客も多数入場してイベントを楽しんでいた。

　ソフトロボティクス ベンチャーズは今回のアサヒビールとのコラボレーションを契機として、今後も飲食業界などこれまでつながりのなかった企業とも積極的に協力していきたいと語っている。

乾杯体験では最初に、左側に設置された大型タッチディスプレイ上のカメラで体験する人の表情を認識

乾杯前にロボットアームが体験する人の気分に合わせてクネクネとダンスを披露。そこから右側に置かれた未来のレモンサワーの空き缶を優しく掴んで乾杯に入る

乾杯後は、後ろの壁面に並んだおつまみやお菓子の中から1つを選んでプレゼント

「未来のレモンサワー」に合うチーズやセミドライソーセージ、甘いドーナツやクッキーなどを多彩に用意。写真では「しくしく」気分の体験者に「お肉を食べて元気出して」とセミドライソーセージをプレゼントしている

今回の展示は準備期間が短かったため、アームはプログラムに書き込まれた内容どおりに動作する設定。乾杯と聞いた体験者がアームの動きに合わせて缶を当てにいくと、アームにグイッと押し込まれて驚くような場面もあった

体験者にはTETOTEを模したキャラクター入りのステッカーもプレゼントされている

　会場ではTETOTEとの乾杯体験以外に、未来のレモンサワー（オリジナル、またはプレーン：345ml）とおつまみをセットにした「ペアリングセット」（300円）が販売され、発売前の新製品を味わうことができるほか、NTTドコモの「Rokid AR Pack」を使ったAR体験を楽しむこともできる。

アサヒビールの新製品「未来のレモンサワー」。左が「オリジナルレモンサワー」、左が「プレーンレモンサワー」

会場では未来のレモンサワー 345ml缶のオリジナルかプレーンのどちらか1本とおつまみのいずれかをセットにした「ペアリングセット」（300円）も販売。オリジナルとプレーン両方の同時購入も可能だが、その場でフタを開けて場内で飲むことが条件になる

NTTドコモの「Rokid AR Pack」を使ったAR体験も実施

会場入口では未来のレモンサワーのPR動画も放映されている

　なお、アサヒビールの新製品である未来のレモンサワーの詳細については、姉妹誌グルメ Watchの発表会記事「アサヒ『未来のレモンサワー』発売記念イベント、一体何がイノベーションなのか」を参照していただきたい。

b8ta Tokyo-Shibuyaの外観も未来のレモンサワー仕様に変更されている