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MINI、EV専用モデル「ミニ・エースマン」日本初披露 価格491万円から
2024年6月6日 15:14
- 2024年6月6日 発売
ビー・エム・ダブリューは6月6日、MINIブランドのEV（電気自動車）専用クロスオーバーモデル「ミニ・エースマン（MINI ACEMAN）」を日本初公開した。同日より販売開始され、価格は「ミニ・エースマン E」が491万円、「ミニ・エースマン SE」が556万円。納車は2024年第4四半期以降を予定している。
MINIブランドに新たにラインアップされるミニ・エースマンは、まったく新しいEV専用モデルとして4月の北京モーターショーで世界初公開されたモデル。MINIブランドの新世代モデル第1弾の「ミニ カントリーマン」、第2弾「ミニ クーパー」に続く、第3弾モデルとなる。
ミニ・エースマンのボディサイズは、4080×1755×1515mm（全長×全幅×全高）、ホイールベースが2605mm。駆動方式は、フロントにモーターを搭載する2WD（FF）モデルで、主な車両諸元（欧州仕様車の数値）としては、ミニ・エースマン Eが最高出力135kW、最大トルク290Nm、リチウムイオンバッテリ容量126.0Ah/42.5kWhで、一充電走行距離310km。ミニ・エースマン SEが最高出力160kW、最大トルク330Nm、リチウムイオンバッテリ容量136.0Ah/54.2kWhで、一充電走行距離406kmとしている。
東京渋谷「Shibuya Sakura Stage」でミニ・エースマンを日本初公開
同日、ミニ・エースマンを日本初披露する「MINI ACEMAN発表会」が東京渋谷の「Shibuya Sakura Stage」で開催され、ビー・エム・ダブリュー 代表取締役社長 長谷川正敏氏らが登壇。
ビー・エム・ダブリューのMINI本部長 ピーター・メダラー氏からはMINIの取り組みについて、本国BMW AGのMINI インテリア・デザイン責任者 セバスチャン・クリュス氏からはミニエースマンのデザインについて、ビー・エム・ダブリューのMINI 営業部長 山口智之氏からは日本導入モデルについて、それぞれ説明があった。
発表会であいさつをした長谷川氏は「皆さまご存じのとおり、ミニブランドは非常に人気のあるブランドでございます。おかげさまで、2016年からモデル別の輸入車販売台数でトップを走り続けているという状況でございます。本当にジャーナリストの皆さま、ファンの皆さま、お客さまのおかげでですね、こういった位置を続けていられるのかなと、非常に強く感じております」と日本市場におけるミニブランドの状況について紹介。
また、この日の発表会に合わせて、本国BMW AGのMINI インテリア・デザイン責任者らミニフリークをそろえたことを紹介。長谷川氏は「この3人のミニフリークに言わせますと、やはりミニモデルの中でも、もっとも楽しい、楽しさを感じるモデルになっていると申しております。おそらく日本でも非常に人気が出るモデルではないかなと確信しております」との意気込みを述べた。
大型の円形有機ELセンターディスプレイを装備するインテリアデザイン
本国BMW AGから来日した、MINI インテリア・デザイン責任者 セバスチャン・クリュス氏からは、新型ミニ・エースマンのインテリアについて説明があった。インテリアデザインの中でも特徴的なのは、大型の円形有機ELセンターディスプレイが装備されたこと。ステアリングホイールの背後に配置されていたメーターパネルは廃止され、運転に必要な全ての情報は、前方のヘッドアップディスプレイや円形有機ELセンターディスプレイに映し出されるなど完全なデジタル化が施された。
大型の円形有機ELセンターディスプレイには、直径240mmの高品質ガラスが使用され、最適化された高感度タッチ機能を装備。スマートフォンを操作するような直感的な操作が可能で、メインメニューでは、各機能がウィジェットとして横並びに配置され、スワイプやタッチで操作する。メーターパネルとしての機能のほか、AR機能付きナビゲーションシステム、メディア、電話、エアコンディショナー、各種設定など、全ての操作を一括して円形有機ELディスプレイで実施する。
また、大型の円形有機ELセンターディスプレイが装備されるダッシュボードにはリサイクルポリエステルを使用した新素材を採用するなど、新型ミニ・エースマンのエクステリアやインテリアデザインでは、リサイクルポリエステルやリサイクルアルミニウムを利用する持続可能性を考慮した素材を選択。将来を見据えた新世代モデルであることを印象付けている。
クリュス氏からは、デザインチーム全員がオリジナルミニについて研究し、オリジナルミニのシンプルさから、“カリスマティック・シンプリシティ”という新しいデザイン言語を生み出したことを紹介された。そして、ミニ・エースマンのデザインについて、クリュス氏は「われわれはまさに正しい道に進んでいると思っています。カリスマティック・シンプリシティというのは、われわれのブランドのDNAと遺産を引き継いでいる一方で、デザイナーに対して強い個性を打ち出すことを許す自由を与えています」と説明していた。
