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アウディ、イノベーションとSDV担当取締役にジェフリー・ブーコ氏が就任
2024年6月17日 17:40
- 2024年6月3日(現地時間) 発表
アウディAGは6月3日(現地時間)、イノベーションとSDV(ソフトウェア デファインド ビークル)を担当する取締役に、ジェフリー・ブーコ氏が就任することを明らかにした。
ブーコ氏の直近の役職は、ヴァレオのグループ最高技術責任者(CTO)兼 戦略担当シニアバイスプレジデントで、企業戦略、研究開発、広報、持続可能性、マーケティング、イノベーションを担当。2万人のエンジニアと20の研究センター、40の開発センターから構成される研究開発ネットワークを率いて、研究開発部門の変革、デジタル化の促進、プラットフォームの集中と選択による効率性の向上などの役割を担った。
また、ブーコ氏は、フランスで初となる自動運転車用AIの専門研究所も設立しており、ヴァレオに勤務する以前は、フランス政府で国防大臣の産業問題担当技術顧問を務めていた。
アウディAG CEOのゲルノート・デルナー氏は「Vorsprung durch Technikはアウディのスローガンである一方で、イノベーションはアウディが未来に適合するためのキーワードと言えるでしょう。開発のペースを速め、ソフトウェアに明確に焦点を当てるためには、徹底した構造改革が必要です。ブーコを任命することで、私たちはこの目標に向かって前進することができます。ブーコは、大規模な開発およびソフトウェアチームを率いて企業を変革することに関して、豊富な経験を持っています。彼は、テクノロジーおよびイノベーションに関する深い専門知識と力強いリーダーシップにより、アウディの発展に大きく貢献してくれると確信しています」とコメント。
ブーコ氏は「私にとってアウディは、精密さと未来、つまりエンジニアリングとデジタル化を象徴しています。新たな役職で働くことを楽しみにしています。私は、アウディのチームおよびそのビジネスエコシステムとともに、現在の前向きな傾向をさらに高めるため、自らの役割を果たしていきたいと考えています。さらなる効率化とデジタル化の推進こそが、この目標へとつながる道なのです」とコメントしている。