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フォルクスワーゲン、新型「ゴルフ」「ゴルフ ヴァリアント」9月より予約注文開始 「ハロー・アイダ」で起動するIDAボイスアシスタントなど搭載

2024年7月3日 発表

 フォルクスワーゲン ジャパンは7月3日、マイナーチェンジした新型「ゴルフ」、新型「ゴルフ ヴァリアント」の予約注文を9月より開始すると発表した。出荷は2025年1月より開始予定。

 新型ゴルフとゴルフ ヴァリアントでは、最新のインフォテイメントシステム「MIB4」を搭載するとともに、内外装をブラッシュアップ。外装では日本初採用となるイルミネーション付きVWエンブレムでフロントデザインを際立たせた。

最新のインフォテイメントシステム「MIB4」搭載

 新型ゴルフとゴルフ ヴァリアントに搭載される最新のインフォテイメントシステムのMIB4は、センタークラスターに設置された12.9インチ大型タッチディスプレイを採用。前方視界を遮らない位置に固定され、またドライバーに向けて角度を付けることで、視認性を向上させた。

 頻繁に操作するエアコン温度設定や音量設定は、ディスプレイ下部に配されたバックライト付きタッチスライダーバーで操作性を向上。メニュー構造も大型画面を活かすように改良され、画面の上下の帯には使用頻度の高い機能へのショートカットやエアコンの設定状況が常時表示されるなど、ホーム画面での情報の一覧性を向上。また演算処理も向上し、地図スクロールなどのレスポンスも改善した。

「ハロー・アイダ」で起動するIDAボイスアシスタント

 MIB4ではIDA(アイダ)ボイスアシスタントと呼ばれる音声による機能操作が搭載されており、インフォテイメントやエアコンなど多くの車両機能をコントロールできるようにした。

 デフォルトでは「Hello, IDA(ハロー・アイダ)」もしくは「Hello, Volkswagen」で起動し、この起動コマンドは任意の言葉に変更可能。音声認識は車載コンピューター内で行なわれるため、クラウドアップロードが必要な方式に比べて反応速度で有利としている。

パワートレーンは、1.5リッター「eTSI」、2.0リッター「TDI」、2.0リッター「TSI」を設定

 パワートレーンは2種類の出力をもつ1.5リッター「eTSI」48Vマイルドハイブリッドシステム、先代に引き続き設定されるデュアルAdBlue噴射機構とツインドージングシステムを備えた2.0リッター「TDI」クリーンディーゼルエンジンに加え、ハッチバック伝統のスポーツグレード「GTI」には195kW/265PSの2.0リッター「TSI」 エンジンをラインアップ。

 eTSIのエンジンは、従来1.0リッターと1.5リッターの2種類が用意されていたが、最新世代のEA211 evo2エンジンとなるのと同時に同じ排気量の1.5リッターに統一され、グレードによって最高出力85kW(116PS)、最大トルク220Nmと、最高出力110kW(150PS)、最大トルク250Nmの出力違いのエンジンに刷新される。

 グレード展開は、エントリーグレード「Active Basic」から「R-Line」まで、ハッチバック、ヴァリアントそれぞれ8グレードに加え、ハッチバックには伝統のスポーツグレード「GTI」が設定される。