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1億円超えのフェラーリ認定中古車も並ぶ「コーンズ大阪プレオウンドショールーム」 7月14日心斎橋にオープン

2024年7月14日 オープン

左から、コーンズ・モータース株式会社COO鈴木氏、コーンズ・モータース株式会社 代表取締役社長 兼 CEOの林誠吾氏、フェラーリジャパン代表取締役社長 ドナート・ロマニエッロ氏、コーンズ・モータース株式会社 大阪支店ジェネラルマネージャー田中圭三氏

 コーンズ・モータースは7月12日、フェラーリの認定中古車“フェラーリ・アプルーブド(FERRARI APPROVED)”を専門に取り扱う店舗「コーンズ大阪プレオウンドショールーム」を先行公開した。正式オープンは7月14日。

 コーンズは1976年にフェラーリの輸入を開始。約50年間にわたり東京、大阪、名古屋を拠点に販売とアフターセールスを継続している。大阪エリアでは南港にて「中古車ショールーム」を展開していたが、世界的に業績が好調なフェラーリの販売状況を鑑み、新車を販売する「コーンズ大阪ショールーム」のある心斎橋への移転を決定。今回の移転を機に大阪ラグジュアリーエリアの中心地でもある心斎橋で、さらなるフェラーリファンの拡大を図るという。

7月14日にグランドオープンする「コーンズ大阪 プレオウンドショールーム」外観

コーンズ大阪 プレオウンドショールーム概要

・営業時間:平日10時~19時/土日祝10時~18時
・定休日:火曜日およびゴールデンウィーク・お盆・年末年始
・所在地:〒541-0058 大阪市中央区南久宝寺町4-1-2 御堂筋ダイビル1F
・連絡先:TEL06-6121-6111/FAX06-6121-6070

プレオウンドショールームオープンを記念してテープカットを実施

 今回オープンするコーンズ大阪 プレオウンドショールームは、4月に東京港区にオープンした「コーンズ 芝ショールーム」に続き、フェラーリの最新CI(コーポレートアイデンティティ)を採用し、ラウンジ、商談ルームのほか、車両7台をゆったりと配置できる370m 2 のフロアスペースを備え、フェラーリ・アプルーブドカーの魅力を発信する場となる。

認定中古車を最大7台まで並べられる空間を有する

 オープンを前にコーンズ・モータース 代表取締役社長 兼 CEOの林誠吾氏は、「今クルマを取り巻く環境は、パワーユニットを含めて何が最適解なのかまだ揺れ動いている状況ですが、その中においてもフェラーリは、圧倒的なブランド力と、それを裏付ける技術力に支えられており、自動車の方向性がどのように変わったとしても、フェラーリの持つ力強い価値は変わらないと考えています」とあいさつ。

新店舗の紹介を行なったコーンズ・モータース株式会社 代表取締役社長 兼 CEOの林誠吾氏

 プレオウンドショールームを開設した経緯について林氏は、「フェラーリは大量生産を行なうメーカーではなく、新車は1台ずつそのお客さまの好みに合わせ作るため、生産までに長い時間を要してしまいます。その結果、欲しい人がいても、いき渡らないという現象も起こってしまいます。ただしフェラーリはこれまでに、短い間の中でそれぞれの個性を際立たせた数々のモデルを生産・販売していて、日本にはたくさんの良質なフェラーリがあります。それを私たちのサービスセンターで完璧に整備を行ない、正規ディーラーで認定中古車として新しいオーナーにお届けします」と認定中古車の制度を説明。

商談ルームも完備
ゆったりとくつろげるラウンジも設けられている

 続けて、「新車は目の前に形がないのでイマジネーション求められますが、中古車は目の前に存在しているので、見て触れて、自分のガレージにこの車両が収まったらどうかな? これでドライブに行ったらどうかな? というのがより具体的に想像しやすい。欲しいなと思ったとき、手元に届くまでの時間を加速できます。また今はインターネットで何でも情報が得られる時代ですが、この店舗には知識も経験もあるスタッフがそろっていますので、来ていただいたお客さまには、全ての空間を使って、喜びや驚きなど、楽しい時間を提供できる空間を創出します」と、プレオウンドショールームへ足を運ぶことのメリットを紹介した。

 また、プレオウンドショールームから1ブロック越えた場所に新車を販売するコーンズ大阪ショールームもあり、「新車を注文した人が納車までの期間に、認定中古車に乗ったり、認定中古車を購入した人が、次の新モデルを注文するなど、新たなシナジー効果も期待できる」と林氏は締めくくった。

新車を販売する「コーンズ大阪ショールーム」の隣にある難波神社の向こう側に今回オープンした「コーンズ大阪 プレオウンドショールーム」 がある。距離にして約50~60m

 続いてプレオウンドショールームの先行公開に駆け付けたフェラーリジャパン代表取締役社長のドナート・ロマニエッロ氏は、「このプレオウンドショールームは2020年に企画していて、お客さまの満足度向上とアクセスの向上、そして新車ショールームとのシナジー効果が狙いです。また、末永くフェラーリを体験してもらうために、認定中古車や補償延長プログラムなどを用意しているほか、今回のように実物を見られる、楽しめる、体験できるショールームが完成したことはとてもうれしいです」とあいさつ。

フェラーリジャパン代表取締役社長 ドナート・ロマニエッロ氏

 また、「大阪は情熱的なフェラーリユーザーが多いですし、モータースポーツにも興味のあるユーザーが多いので、そういったモータースポーツ用の中古マシンの販売も行なわれることも期待しています」と大阪エリアの期待値の高さをのぞかせた。

フェラーリジャパン代表取締役社長 ドナート・ロマニエッロ氏から、コーンズ・モータース 代表取締役社長 兼 CEOの林誠吾氏へ記念碑の授与も行なわれた

フェラーリ認定中古車とは?

 フェラーリ認定中古車とは、走行距離9万km以下で、ファクトリーでトレーニングを受け、全タイプのフェラーリを熟知するテクニシャンが、機関、電装類、車体、内装など全201項目の検査を行ない、さらに検査終了後にエキスパートによる路上実走テストが行なわれ、全項目をクリアした車両のこと。

 テクニカル・インスペクションに合格した車両には、評価を記載した書類が添付され、新たにオーナーとなる人に渡されるほか、機関や電装類に関する不慮のトラブル発生時でも、工賃や主要交換部品代金までがカバーされる12か月のフェラーリ保証も適用される。

 先行公開日には3台の認定中古車が展示されていた。

2014年に発売した「フェラーリ458 スペチアーレA」は世界限定499台の貴重なモデル
展示車は2015年12月に初登録された個体。オドメーターの走行距離は2200kmで、価格はなんと1億6500万円
「フェラーリ812GTS」はV型12気筒6.5リッターエンジンを搭載。最高出力800CV、最大トルク718Nmで、最高速は340km/hを誇る
2022年8月初年度登録の個体で、オドメーターの走行距離は2000km。価格は7630万円
「フェラーリ SF90 スパイダー」はV型8気筒4.0リッターエンジンを搭載。最高出力780CV、最大トルク800Nmを発生。初年度登録は2021年10月だが、オドメーターの走行距離はわずか150kmで、価格は6630万円