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ダンロップ、乳がんの早期発見・治療を促す「ピンクリボン運動」を応援するイベントにKYOJO CUPドライバーが参加
2024年9月30日 13:00
- 2024年9月23日 開催
住友ゴム工業は9月23日、同社が賛同している女性の乳がんの早期発見・早期治療を推進する「ピンクリボン運動」に関して、毎年10月の「ピンクリボン月間」、10月1日の「ピンクリボンデー」に先駆けて、初のキックオフイベントを実施した。
会場はダンロップが単独でタイヤを供給しているレーシングカートのコースがある「シティサーキット東京ベイ(東京・お台場)」で、女性だけのワンメイクレース「KYOJO CUP」に参戦している翁長実希選手、平川真子選手、荻原友美選手、金本きれい選手、さらにサステナブルタイヤの比較試乗に参加していたSUPER GTドライバーの山内英輝選手も交え、カーライフ・エッセイストの吉田由美さんの仕切りでトークショーが開催された。
ピンクリボン運動は、「受けようマンモグラフィー(乳がん)検査、乳がん早期発見で笑顔の暮らし」を合言葉に、2002年2月設立した認定NPO法人J.POSH(ジャパン・ピンクリボン・オブ・スマイル・アンド・ハピネス)が行なっている活動。MCの吉田由美さんの説明によると、日本人女性の9人に1人が乳がんになるといわれていて、女性のがん罹患率1位。30代から増え始め、40~60代がピークという。しかし、早期発見・早期治療をすれば生存率が高まる病気という。
また、男性でも乳がんになる可能性があるとのことで、登壇していた山内選手は、「3年前からダンロップタイヤを履くドライバーの1人として、ピンクリボン運動に参加しているのですが、ダンロップの通常は黄色いロゴをピンクにしたり、SNSを通して呼びかけるなど、いろんな方に知ってもらうための活動を行なっています。ただ、男性でも乳がんになる可能性があるというのは今日初めて知りました」と驚いた様子。
ダンロップはレース会場やイベントにブースを出展する際、セルフチェックや受診ができる設備を用意する場合もあり、実際に一昨年に富士スピードウェイで開催されたKYOJO CUPでは、検診用の車両が来てドライバーや来場者が受診できたという。
今年でKYOJO CUP参戦4年目という金本選手は、「社会人になるまで健康診断にあまり行ってなかったので、私は富士スピードウェイで初めて検診のやり方とか流れを知って、これなら自分でも怖がらずに行けるなっていう経験ができました」とコメント。また、平川選手も「私もきれいちゃんと一緒で、あまり詳しく知らなかったし、ちょっと他人事と思っいたので、やっぱり大切だなと知るいいきっかけになりました」と感想を述べた。
続けて翁長選手は、「恥ずかしながらダンロップのピンクリボン運動で乳がんについて知り、乳がんについて調べて、早期発見があればリスクも少なく治療ができるなど学びました。また、とても病院嫌いなうえ、フリーで活動してると会社のような定期検診がないので、こういった活動をきっかけに乳がんや子宮頸がんだったりとか、女性にとって本当に必要な健診があることを少しでも多くの方に知っていただけたらいいなと思います」とコメント。
また荻原選手は、「KYOJO CUPで使用するマシンにあるダンロップのロゴがピンクになり可愛い車両になりますが、この時だけじゃなくて、もっとピンクを使いたいという選手もいるぐらい、やっぱりこういうのを通して啓蒙活動を継続できたらいいなと思っています」と活動の継続を願った。
KYOJO CUPは、ル・マン24時間レースで日本人初の総合優勝者にもなった元レーシングドライバーで、現在はモータースポーツの発展に尽力している関谷正徳氏が、女性レーサーが競う新たなモータースポーツカテゴリーとして2017年5月にスタート。2024年シーズンは30台が参戦している。VITAというマシンを使ったワンメイクカテゴリーで、モータースポーツの入門カテゴリーであるレーシングカート同様に、タイヤはすべてダンロップがサポートしている。
毎年10月のピンクリボン月間は、すべてのレースでピンク色のダンロップロゴがマシンやタイヤサイドに取り入れられるため、10月6日に富士スピードウェイで開催されるKYOJO CUP第5戦や、10月19日~20日に九州のオートポリスで開催される2024 AUTOBACS SUPER GT Round7 AUTOPOLIS GT 3Hours RACEなど、ダンロップタイヤ装着マシンに注目だ。
また、住友ゴム工業の家庭・介護・健康用品の販売会社であるダンロップホームプロダクツは、「1 PAIR for 1 LOVE」と称して、2010年1月から家庭用天然ゴム手袋「樹から生まれた手袋」の売上の一部を継続して「ピンクリボン運動」に寄付している。
そのほかにもダンロップは、市民主体型交通安全プロジェト「TOKYO SMART DRIVER」の活動や、クルマ業界女子部が“今日からできる交通安全”をテーマに行なっている「オキシュー」プロジェクト=ヒールやブーツなどを履いてても、愛車には常に運転に適した靴を置いておき、ちゃんと履き替えて運転しようという運動のサポートなども行なっている。