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マツダ、新型「CX-80」販売開始 ディーゼル/ハイブリッド/PHEV設定で価格は394万3500円から

2024年10月10日 発売

394万3500円~712万2500円

マツダの新型クロスオーバーSUV「CX-80」

 マツダは10月10日、新型クロスオーバーSUV「CX-80(シーエックス エイティ)」の販売を開始した。ディーゼルエンジンモデル、ハイブリッドモデル、PHEVモデルがあり、価格は394万3500円~712万2500円。

 国内ラージ商品群の第2弾となるCX-80は、圧倒的な運転体験と上質で心豊かな移動体験を両立し、高い環境性能と安心安全のカーライフを届けることを目指したマツダの国内市場におけるフラグシップモデル。また、時代要請に応える高い環境性能やドライバーに寄り添う先進安全装備により、ユーザーが安心して体験や行動の幅を広げられる1台に仕上げた。

「CX-80」の主な特徴

歓びと余裕を与える走りと環境性能

 17.8kWhの大容量バッテリと大型モーターを組み合わせ、力強い走りとモーター走行による環境性能の向上を両立した直列4気筒2.5リッターガソリン+モーターの「e-SKYACTIV PHEV」や、独自のハイブリッド技術「M HYBRID BOOST (48V マイルドハイブリッド)」を組み合わせ、圧倒的なトルクによる豊かな走りと優れた燃費性能を高いレベルで実現した直列6気筒3.3リッターディーゼルエンジン+モーターの「e-SKYACTIV D 3.3」、さらに俊敏な走りと優れた燃費性能を実現した直列6気筒3.3リッターディーゼルエンジンを搭載する「SKYACTIV-D 3.3」と、人馬一体の走りと優れた燃費性能を両立する3種類のパワートレーンを設定。

「SKYACTIV マルチソリューションスケーラブルアーキテクチャー」を採用し、日常の走行シーンにおける快適な乗り心地と、高速・高Gシーンでも安心感の高いスタビリティを両立。また、サスペンションは前輪にダブルウィッシュボーン、後輪にマルチリンク形式を採用。徹底したチューニングにより、このクラスに求められる上質な乗り心地を実現したという。

 そのほかにも、後輪駆動ベースのAWDならではの旋回性と安定性を活かし、高速道路での高い直進安定性とライントレース性を両立したほか、旋回時の車体の浮き上がりを抑制する「キネマティック・ポスチャー・コントロール(KPC)」を採用し、ワインディングでの高G走行では高い接地感を提供し、乗員全員の快適な移動をサポートするなど、意のままにクルマを操る楽しさと快適な乗り心地を両立させている。

優雅さと品格が際立つデザイン

 エクステリアデザインは、3列シートレイアウトのリッチな空間を強調しながら、マツダらしいエレガンスを追求することで、堂々とした存在感を実現。エクステリアカラーは、マツダの「匠塗」第4弾となる「アーティザンレッドプレミアムメタリック」を採用し、深い熟成を感じさせる赤でこれまでにない深みと上質感を表現した。また、新たな価値を創造していく新色として「メルティングカッパーメタリック」を開発。溶かして固めた銅の表面に薄くサンドブラストをかけたような表情をもち、色気と上質感、スポーティさと優雅さを表現している。

 インテリアデザインは、1列目は水平基調のインストルメントパネルとサイドルーバーの造形によるワイド感、さらに縦置きレイアウトを強く感じさせる存在感のあるコンソールによって、頼れるリッチな空間を表現。2列目はゆとりと豊かさを感じられる素材と空間に。3列目は前方と側方に開放的な空間デザインで心地よさを実現した。

乗員を新しい体験へと誘う高い快適性と機能

 ドアを開けた瞬間から空間のゆとりを感じられる余裕のある2列目は、座席間にコンソールがあるセパレートのキャプテンシートタイプ、座席間にコンソールがなくウォークスルーが可能なキャプテンシートタイプ、さらに3人掛けベンチシートの3種を設定。3列目は身長170cm相当の乗員でも余裕をもって快適に座れる状態となるように設計したほか、ハンズフリーリフトゲートに室内機能照明、USB TYPE-Cに対応した外部機器連携、3列目ベントクーラーやドリンクホルダーなど便利機能を充実させた。

 ラゲッジスペースは、3列目シート使用時でもゴルフバッグやベビーカーが搭載できる空間を確保。さらに、2列目/3列目シートを格納することで週末の家族旅行やアクティビティの荷物が積載できる空間を実現した。また、3列目格納時の荷室フロア傾斜を5度以下に抑えたほか、2列目/3列目格納時のフロアからリフトゲート掃き出しまで段差のないフラット構造にすることで家具やサーフボードなどの長尺物の積載にも配慮している。

ドライバーに寄り添う先進安全装備

 ドライバーの異常時に事故被害を軽減するための機能「DEA(ドライバー異常時対応システム)」を採用。ドライバー状態検知技術、ドライバー異常時退避技術といった2つのコア技術と、ひと中心の設計思想によりひとに寄り添い、「見守る」「助ける」技術により、ドライバーに安全・安心感を提供。また、ドライバーの前方不注意や運転不適状態に対して、ドライバーに危険を気づかせ安全運転をサポートすることを目的とした「CTS(クルージング&トラフィック・サポート/緊急停止支援機能付き)」によってリスク低減機能を進化させた。

CX-80基本情報・グレード別情報

マツダ執行役員 国内営業担当 東堂一義氏のコメント

「CX-80は、3列シートや広大なラゲッジスペースを備え、オンロードからオフロードまで気持ちよく走ることができる、マツダのフラグシップSUVです。ご家族や大切な仲間とともにクルマを積極的に活用し、楽しみたい方々に、マツダらしい走りと移動体験、最新の環境・安全性能をお届けします。マツダは、もっと遠くへ行ってみたい。新しいことに挑戦してみたい。という前向きな気持ちと、一歩踏み出す勇気を後押しできる存在でありたいです」と述べている。