ニュース

ダイハツ、地域ごとの特色豊かな「ダイハツマルシェ」とは? 東京・府中で開催されたディーラーイベントに参加してきた

2024年10月14日 開催

東京・府中のダイハツ東京販売 府中店で開催された地域密着イベント「ダイハツマルシェ」を取材

 ダイハツ工業のディーラーで行なわれている「ダイハツマルシェ」または「ダイハツぷちマルシェ」というものをご存じだろうか?

 これはダイハツの「お客さまに寄り添い、暮らしを豊かにする」という想いのもと、生活を支える軽自動車を取り扱うメーカーとして地域に密着して、2021年から行なっている取り組みの1つ。広さのあるディーラーの敷地を開放してイベントを行ない、敷居が高く感じられて入りづらいディーラーの敷居をなくし、地域の人に楽しんでもらうことでディーラーを身近に感じてもらいたいという考えで行なっているイベントだ。

 ダイハツマルシェ・ダイハツぷちマルシェは地域密着型イベントなので、開催地域の特産品を販売したり、近隣の飲食店が出店したり、内容がディーラーごとに異なるという特徴がある。例えば東京・月島のディーラーで開催されるダイハツマルシェでは、豊洲市場からマグロが届いたり、町会のお祭りをPRする太鼓の演奏があったりもするという。

 もちろん、イベントには共通していることもある。それは「ファミリーで楽しんでもらう」ということ。そのため、子供向けのワークショップが豊富に用意されており、会場には楽しそうな子供たちの声と笑顔があふれているのも特徴となる。

 なお、ダイハツマルシェの1日の来場者は約400人~500人で、多いときでは8割ほどが「普段はディーラーを利用していない人」とのこと。そのうち、リピーターは約2割になるという。このことから、近隣住民にダイハツマルシェの存在が知られており、イベント時には気軽に立ち寄れるスポットとなりつつある様子がうかがえる。

 ダイハツマルシェは年に1回、ダイハツぷちマルシェは年に複数回行なうこともあるそう。近くにダイハツディーラーがある方はダイハツマルシェ・ダイハツぷちマルシェの開催日だけでも、ちょっと足を運んでみてはいかがだろうか?

ダイハツ東京販売 府中店(東京都府中市若松町)での「ダイハツマルシェ」は今回が2回目の開催
「ミゼットII」の荷台を活用したくじびき。子供たちに大人気となっていた
バルーンアートの無料配布や、オリジナルのお箸やスプーン、おもちゃが作れるさまざまなワークショップが展開されていた
JAや近隣のお店など、ディーラーごとに特色ある出店者がそろう
キッチンカーも出店
タイミングがよければカクシカ(カクカクシカジカ)と会うこともできる。子供たちと写真を撮るなどふれあっていた
府中店のスタッフもダイハツマルシェの開催日は自由に会場を回れるようにしているとのこと。参加する人も開催する人も全員が楽しめるイベントとなっている

ダイハツマルシェでも活躍する「Nibako」

 現在、一部の地域限定でレンタルでの取り扱いが開始されている「Nibako」。もともとは軽トラックの荷台を活用した移動店舗車のレンタルなど、移動販売を始めたい事業者をサポートすることを目的とした、オールインワン移動販売パッケージとして登場した。

「Nibako」で移動販売をしているお取り寄せスーパーのつつうらさん。ダイハツマルシェ以外には、東京都内のショッピングセンターなどでも販売を行なっているそう

 今回話を聞いたダイハツ東京販売では、計7台のNibakoのうち、4台ほどが常時稼働しているという。また、1日借りると1万3200円、1か月では6万6000円という価格も後押ししてなのか、1か月だけ借りて企業案件のテストを行なったり、実証実験に使われたりと、移動販売以外での想定していなかった使われ方もしているとのこと。

 実際にダイハツマルシェでも移動販売車として利用されているNibakoが出店しており、「Nibakoを開いたら営業が開始でき、Nibakoを閉じたらすぐに帰れる。設営・撤収の手間がないことが便利」というNibako利用者の声もあった。

 まだ稼働台数はそこまで多くないものの、これからは街中で見かけることが増えてくるかもしれない。Nibakoの活躍が楽しみだ。

こちらのNibakoでは、スマートフォンから写真を取り込んで世界に1枚だけのTシャツが作れる。高尾山などにも行くことがあるそうなので、見かけたらTシャツを作ってみては?