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三菱自動車、10月31日発売の新型「アウトランダーPHEV」を「ジャパンモビリティショー2024」で展示中

2024年10月15日~18日 開催

新型アウトランダーPHEV(2025年モデル)

 10月15日~18日にかけてCEATEC 2024が幕張メッセ国際展示場(千葉県千葉市美浜区)で開催されている。

 CEATEC 2024と併催されている「Japan Mobility Show Bizweek 2024」に出展する三菱自動車工業は、日本自動車工業会 合同展示エリアに2025年モデルの新型「アウトランダーPHEV」を出展するとともに、三菱自動車、三菱商事、三菱ふそうトラック・バスと3社で共同設立した新会社「イブニオン株式会社」で運営する「イブニオンプレイス」、博報堂と共同設立したアウトドアに特化したプラットフォームビジネスを行なう新会社「株式会社NOYAMA」など、新規事業5つについてパネル展示や動画で紹介している。

三菱自動車ブース
スマート充電サービスについて
自律型街路灯について

 新型アウトランダーPHEVは、2025年モデルとして10月31日に発売される。今回、新たに最上級グレード「P Executive Package」を加えて「P」「G」「M」の4グレード展開となり、パワートレーンではリチウムイオンバッテリを刷新したのがトピック。バッテリ容量は従来の20kWhから約10%増の22.7kWhとなり、EV航続距離は「M」グレードで従来の87kmから106km(WLTCモード)に、その他グレードでは83kmから102km(WLTCモード)に伸長。また、アクセル操作時のモータートルク特性をマイルドな仕様にすることで、車両挙動が安定し快適性を向上させた。

 また、今回新たに走行速度やエンジンなどの状況に応じて自動的に開閉させるグリルシャッターをフロントバンパーグリル内に採用。さらに床下アンダーカバーやリアバンパーの形状を見直すことで空力性能が向上したのに加え、走行抵抗の低減やPHEVシステムなどの効率化により、ハイブリッド燃料消費率(WLTCモード)を「M」グレードで従来の16.6km/Lから17.6km/Lに、その他グレードで16.2km/Lから17.2km/Lへ燃費向上させることに成功している。

 インテリアでは最上級仕様のセミアニリンレザーシートのデザインを変更するとともに、シートやインストメントパネルなどに新色の「ブリックブラウン」を採用。スマートフォン連携ナビゲーションはモニターサイズを従来の9インチから12.3インチに大型化され、コネクティッド機能(MITSUBISHI CONNECT)の機能拡充によってナビゲーション上でPlaces API(Googleによる目的地検索)やストリートビュー、航空写真ビューを見ることが可能になった。また、運転席/助手席には体とシート間の熱こもりを防ぎ快適なドライブを提供するシートベンチレーションやデジタルルームミラー(フレームレス)などを採用するなど、利便性と快適性を高めた。

株式会社NOYAMAについて

 また、株式会社NOYAMAは7月18日から事業を開始し、「自然と生きる力を、取り戻す」をコンセプトに新しい体験やサービスを提供するアウトドアに特化したプラットフォームビジネスを展開している。初年度は自然の中にあるものだけを使ってサバイバル力を楽しく身に着けるためのコンテンツ・コミュニティサービス「冒険の学校」と、PHEVとアウトドアギア・電化製品の一括レンタルサービス「e-Outdoor」という2つのサービスを提供。

 中でもe-Outdoorは、大容量バッテリに蓄電された電力を電化製品に使用できるPHEV「アウトランダー」「エクリプス クロス」と、便利なアウトドアギア・電化製品を一括で借りられるレンタルサービス。キャンプをこれから始めたい人、いつものキャンプとは違う体験をしたい人に向けて注目のサービスとなっている。車両のレンタル料はアウトランダー、エクリプス クロスともに1泊2日3万4000円~で、必要に応じてアウトドアギア&電化製品のレンタル料がプラスされる仕組み。興味のある方はe-Outdoorの公式サイトを参照いただきたい。