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スバル、初代「レガシィ」が「2024 日本自動車殿堂 歴史遺産車」に選定

2024年11月7日 発表

初代レガシィ ツーリングワゴン(1989年)

 スバルは11月7日、初代「レガシィ」が「2024 日本自動車殿堂 歴史遺産車」に選定されたと発表した。スバル車が日本自動車殿堂 歴史遺産車に選定されたのは、2004年の「スバル360」、2017年の「スバル1000」に続いて、今回が3回目となる。表彰式は11月13日に学士会館(東京都千代田区)にて行なわれる。

 今回、2024 日本自動車殿堂 歴史遺産車の選定にあたり、「日本に本格的なステーションワゴンの市場を確立した」「水平対向エンジン、シンメトリカルAWDなどの基幹技術、デザインなどその後のスバル車に生かされている源流を生み出した」ということが評価された。

 レガシィは、「質の高いドライビングが味わえるドライバーズカー」を目指して、エンジン、車体をゼロベースで開発。スバルが継承する「走りを極めれば安全になる」という信念のもと、1989年の発売以来、その時代のニーズに合わせて改良を加え、進化し続けてきた。そして、国や文化、世代を超えた多くの人に支持され、これまでの歴代モデル世界累計生産台数は740万台を超えている(2024年10月末時点)。

 また、2003年に発表した4代目レガシィは、「2003-2004 日本カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞。そして、国土交通省と自動車事故対策機構(NASVA)が実施している自動車の安全性能を比較評価する自動車アセスメント(JNCAP)において、最新モデルの「レガシィ アウトバック」がファイブスター賞の対象車種のうち評価年度内での最高得点の車種に与えられる「自動車安全性能2021 ファイブスター大賞」を受賞するなど、高い評価を獲得してきた。

初代レガシィ セダン(1989年)

 なお、現在日本で販売されている唯一のレガシィシリーズとなるレガシィ アウトバックは、日本市場向けが2025年3月末までの受注をもって終了することが予告されている。