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TOYOTA GAZOO Racing、「ダカールラリー2025」参戦体制発表 「GRダカールハイラックスEVO」最新仕様6台で挑戦
2024年11月27日 07:05
- 2024年11月26日 発表
TOYOTA GAZOO Racing(TGR)は11月26日、2025年1月に開催される「ダカールラリー2025」の参戦体制を発表した。
TGRはTOYOTA GAZOO Racing 南アフリカ(TGRSA)とともに、2025年1月初めにサウジアラビアを舞台に戦われる「ダカールラリー2025」において「GRダカールハイラックスEVO」の6台体制で優勝を目指す。
ドライバーとコ・ドライバーのラインアップは、TGRから203号車ルーカス・モラエス/アルマンド・モンレオン組、204号車セス・キンテロ/デニス・センツ組、TGRSAから205号車ガイ・ボッテリル/デニス・マーフィ組、206号車ジニエル・ド・ヴィリエール/ディルク・フォン・ジッツェヴィッツ組、211号車ヘンク・ラテガン/ブレット・カミングス組、218号車サオード・ヴァリアワ/フランソワ・カザレ組といった6台体制。
TGRの2024年シーズンは、「ダカールラリー2024」では、ガイ・ボッテリル/ブレット・カミングス組がチーム最上位の6位で完走。ダカールラリーを含めたW2RC(FIA世界ラリーレイド選手権)ではルーカス・モラエス選手、セス・キンテロ選手の活躍によりマニュファクチャラーズチャンピオンを獲得した。
参戦する6チームは全車「GRダカールハイラックスEVO」の最新仕様で参戦。2025年仕様は、数々の勝利をもたらしてきた信頼性の高い基本設計を忠実に踏襲しながら、細部にわたり改良が施され、品質、耐久性、信頼性といったトヨタのクルマづくりの核とも言える部分でさらに強化を図った。これらの改良は、トヨタのモノづくり哲学である「継続的な改善」に根ざしており、過去の成功を土台に、過酷な地形にも耐える車両を作り上げたとしている。
チーム代表のアンドレア・カルロッチ氏は、「ダカールラリー2025は、TOYOTA GAZOO Racingの卓越性とイノベーションへの取り組みを象徴するものです。主要パートナーであるレプソルと共に、持続可能な未来に向けて大きな一歩を踏み出します。今年のチームは若さと経験の融合であり、ダカールへの挑戦には不可欠な要素だと信じています。GRダカールハイラックスEVOは入念に改良を重ねてきましたし、来たるダカールラリーにおいても、最強のチームのひとつであると確信しています」とコメント。
なお、トヨタグループとしてチームランドクルーザー・トヨタオートボデーと日野チームスガワラも同大会に参戦。TGRがサポートするトヨタ車体のラリーチーム「チームランドクルーザー・トヨタオートボデー」(TLC)は、「ダカールラリー2024」で市販車部門において11連覇を達成しており、ダカールラリー2025も「ランドクルーザー300 GR SPORT」をベースとしたラリー車2台で参戦し、同部門12連覇を目指すとしている。
また、日野チームスガワラは「ダカールラリー2024」でトラック部門総合6位を獲得、2019年(部門9位)以来のシングルフィニッシュを達成。「ダカールラリー2025」では、ボンネットタイプのトラック(HINO600シリーズ)で再び参戦し、上位完走を目指す。