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BMW、新型「X3(4代目)」発表会 キドニーグリルやアンビエントライトなど大幅進化
2024年11月29日 10:41
- 2024年11月28日 発売
- X3 20 xDrive xLine:798万円
- X3 20d xDrive M Sport:858万円
- X3 M50 xDrive:998万円
ビー・エム・ダブリューは11月28日、SAV(Sport Activity Vehicle)の新型「X3(エックス・スリー)」の発表会を、東京都港区の麻布台ヒルズにあるブランドストア「FREUDE by BMW(フロイデ・バイ・ビーエムダブリュー)」にて実施した。
BMWブランド・マネジメント・ディビジョン・プロダクトマネージャーの横山タンケ・礼音マーティン氏によると、初代X3が誕生したのは2003年で、高い実用性とスポーティな走りを両立し、プレミアムコンパクトクラス初となるSAVとして新たなセグメントを確立したほか、BMWの中でもっとも販売台数の多いモデルへと成長を遂げたという。
新キドニーグリルを採用したエクステリアデザイン
今回7年ぶりに全面刷新を実施し4代目へと進化。エクステリアデザイン、インテリアデザイン、デジタル機能、さらにパワートレーンにいたるまで、全てにおいて大幅にアップデートが施された。
グレード体系は、街乗りがメインとなるオーナーに最適な高効率ガソリンエンジンを搭載し、新型X3のエレガントな側面が際立たせられたモデル「X3 20 xDrive xLine」、長距離ドライブに最適で力強いトルクを発揮するディーゼルエンジンを搭載し、アクティブなライフスタイルにマッチするスポーティな走りとデザインを両立した「X3 20d xDrive M Sport」、高回転域で圧倒的な力強さを誇るBMW伝統の直列6気筒ガソリンエンジンを搭載し、足まわりなど各所にBMW M社のテクノロジが採用され、最高のドライビングダイナミクスを提供してくれる「X3 M50 xDrive」の3つを設定。
エクステリアデザインは、数少ないシャープなプレスラインで力強いプロポーションをアピールすると同時に存在感を高め、まるで金属の塊から削り出したような重厚感とアーティスティックな造形で、大胆・モダン・アスレチックを表現。BMWの象徴ともいえるキドニーグリルは2分割とし、グリルまわりをライトアップするアイコニックグロー(Iconic Glow)により夜間でも圧倒的な存在感を実現している。
グリル内は垂直のバーに加え、ボンネットやヘッドライトにつながる斜めのバーを新たなデザインエレメントとして採用。さらに2つのL字型デザインでよりシャープかつスポーティに仕上げたツインサーキュレーターヘッドライトを採用。
サイドはボンネットをあえて高い位置にデザインし、そこからショルダーラインをリアに向かって跳ね上げることで、さらなる疾走感を表現。また、サイドスカートにはシャープな折り返しを入れ、サイドビューを引き締めている。
リアはプレスラインを最小限にし、ナンバープレートの取り付け位置をテールゲートからバンパーへと移動。これにより、さらにクリーンかつモダンな印象に仕上げたほか、トレッドを45mmワイドにしたことで、コーナリング時の安定感を向上させつつ、スポーティで力強いリアビューへと生まれ変わった。
ボディサイズは先代モデルより全長が25mm長く、全幅は30mmワイドになり4755×1920×1660mm(全長×全幅×全高)に。また車高は15mm低くなり、低くワイドとよりスポーティなプロポーションとなっている。なお、燃費向上に貢献する空気抵抗(CD値)は0.27を実現したという。
エレガントさが特徴のxLineは、ウィンドウモールディングなどボディまわりにクロームパーツを採用し、 M SportとパフォーマンスモデルのM50は、専用のバンパーデザインや黒いアクセントを採用したほか、M50には高性能な赤いブレーキキャリパーや、黒いサイドミラーキャップ、4本出しのエキゾーストマフラーを装着している。
インテリアは自分好みの色に設定できるアンビエントライトが進化
インテリアはモダンかつミニマリスティックなデザインを採用。物理的なスイッチの数を減らすとともに、エアコンの吹き出し口などに新デザインを採用することでスッキリと落ち着いた空間を実現している。
また、コントロールパネルとメーターパネルを一体化した大型のカーブドディスプレイと最新のOS(オペレーティングシステム)9を搭載。アンビエントライトはコックピットまわりだけではなく、センターコンソールやドアパネルまで広がり、ドライバーの気分に合わせて鮮やかなライトアップ演出を実現。ガラス仕上げのダイヤル式iDriveコントローラーをセンターコンソールに配置し、タッチディスプレイ、音声入力、ダイヤル入力と状況や好みに合わせて柔軟に操作できる。
ラゲッジスペースは5名乗車した場合でも容量570Lを確保、先代モデルに対して20L増え、また後部座席を倒した状態では1700Lと、先代モデルに対して100L拡大。家族での買い物やアウトドア、アクティビティなどへの実用性を高めている。