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スバル、バッテリEV「ソルテラ」改良 「一つのいのちプロジェクト」で屋久島環境文化財団とパートナーシップを締結

2025年1月16日 発表

バッテリEV「ソルテラ」

ソルテラのマルチインフォメーションディスプレイの表示を変更

 SUBARUは1月16日、バッテリEV(電気自動車)「ソルテラ」の改良モデルを発表した。価格は627万円~715万円。

 ソルテラは、バッテリEVならではの新しい価値や、スバルが長年にわたって大切に培ってきた「安心と愉しさ」というスバルならではの価値を詰め込むことで、地球環境に配慮しながらも、これまでのスバルのクルマと同様に安心して選べる実用性を持ったスバル初のグローバル バッテリEV。

 2022年4月の発表以降、ユーザーの声に真摯に向き合い、ソルテラにより快適に乗れるよう、2023年5月にはソフトウェアアップデートを実施。急速充電の回数や充電速度、メーター表示における充電容量をパーセント表示とするなど、実用性を高めた。

 今回の改良では、マルチインフォメーションディスプレイの表示を変更し、視認性や使い勝手を向上させた。

ソルテラ ET-HSのインテリア

屋久島環境文化財団にソルテラを提供

 スバルは1月15日に、社会への貢献を通じて共感・共生の環を広げる取り組み「一つのいのちプロジェクト」の提携先として、公益財団法人 屋久島環境文化財団(所在地:鹿児島県熊毛郡屋久島町)とパートナーシップを締結した。

 2023年10月に開始した「一つのいのちプロジェクト」は、人を中心としたモノづくりの中で、安全を最優先に考え「いのちを守る」ことを大切にしてきたスバルの思いを軸に、ユーザーや地域社会とともに行なう活動として取り組みを拡大。

 これまで「水辺の事故ゼロ」をめざす日本ライフセービング協会や、世界自然遺産・知床の自然を守り、よりよい形で次世代に引き継ぐことを使命に活動する知床財団、全国15の国立公園の維持管理を行ない人と自然をつなぐことを使命に活動する自然公園財団への支援を行なってきた。

「一つのいのちプロジェクト」ロゴ

 今回、屋久島環境文化財団が推進する世界自然遺産・屋久島の豊かな「自然のいのち」を守り、自然と人が共生する個性的な地域づくりへの取り組みにスバルが共感し、パートナーシップを締結。財団の活動や屋久島が推進する脱炭素に向けた環境づくりを支援するため、福岡スバル、西九州スバル、熊本スバル自動車、大分スバル自動車、南九州スバル、沖縄スバルの6つの販売会社からなる九州地区スバルグループを通じてソルテラを2025年3月に提供する。この車両は、世界自然遺産・屋久島の森や生きものを保全する財団の活動や、世界自然遺産の価値を島民や子供たちに伝える環境教育活動に使用されるとともに、災害時には給電車両としても利用される予定となる。

ソルテラ「屋久島環境文化財団サポートカー」(イメージ)