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ダンロップ、モーターサイクル用ハイグリップラジアルタイヤ「スポーツマックスQ5S」 グリップ・耐久性・乗り心地を向上
2025年1月20日 17:34
- 2025年1月10日 発表
- オープンプライス
ダンロップ(住友ゴム工業)は1月10日、サーキットやワインディングでのアグレッシブな走りに対応するモーターサイクル用ハイグリップラジアルタイヤとしてダンロップ「SPORTMAX Q5S(スポーツマックス キューファイブエス)」を2025年2月から発売する。
サイズラインアップは、フロントが110/70ZR17M/C(54W)と120/70ZR17M/C(58W)の2サイズ、リアが140/70ZR17M/C(66W)~200/55ZR17M/C(78W)の全7サイズで、価格はオープンプライス。
スポーツマックスQ5Sは、「新時代“S級”ハイグリップ。」をコンセプトにしたモーターサイクル用ハイグリップラジアルタイヤで、従来品「スポーツマックスα-14」からドライ&ウエットでのグリップ性能とライフ性能を向上。また、スポーツマックスα-14で定評のあった軽快なハンドリングはそのままに、乗り心地や接地感も向上させ、サーキット走行からワインディングでのアグレッシブな走りに対応させた。
代表的な採用技術としては、フロントとリアのショルダー部にフルカーボン、リアのセンター部にはシリカブレンドのコンパウンドを採用。路面に貼り付くようなドライグリップとロングライフを実現。また、フロントとリア共通でスポーツマックスα-14で採用され、発熱性に優れるレース用微粒子カーボンを引き続き採用している。
さらに、フロントは外径を大きくすることで安定したブレーキング性能を実現したほか、リアはIRP(インテューイティブ・レスポンス・プロファイル)によってトレッドのエッジに傾斜をつけ、深いキャンバー角で接地面積を大きくし、接地形状を安定させることで高い旋回力とグリップ力を発揮させ、アグレッシブな走行を可能とした。
加えて、フロントには強靭なアラミドベルトを2枚重ねた「2CUTベルト構造」を採用することで、鋭いステアリングレスポンスで素早い寝かし込みを実現。リアにも強靭なアラミドベルトを周方向へスパイラル状に巻いた「JLB(ジョイント・レス・ベルト)構造」と、ナイロンカーカスを1枚のみ使用する「モノプライ構造」を採用。しなやかな構造で乗り心地を向上させただけでなく、接地感がつかみやすくリニアなスロットル操作も可能とした。
そのほかにも、レースレプリカラジアルタイヤである「スポーツマックスQ5」直系のアグレッシブなパターンを踏襲。直立パターンの剛性をアップすることで、ブレーキングでの安定性およびライフアップを両立。ミドル部ではパターン剛性をダウンさせ、バンク時の接地感と接地面からの排水効率を向上させている。