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スバル、ゲレタクが5年ぶりに復活! 新型クロストレック S:HEVなどの最新モデルやレオーネが苗場に集合

2025年1月25日~26日 開催

苗場スキー場のゲレンデをクロストレック S:HEVが爆走!

ゲレンデでスバルのシンメトリカルAWDを体感

 スキー場でスバルのSUVをリフト代わりに利用できる「SUBARU ゲレンデタクシー」(ゲレタク)。2014年に初開催されてからシーズンごとにさまざまなスキー場で開催されてきたが、2020年にコロナ禍で一時中断して以来、5年ぶりに苗場スキー場での開催となった。

 2025年の開催日は1月18日~19日と、1月25日~26日。各日9時~12時の午前の部と、13時30分~16時30分の午後の部に分かれて行なわれる。参加費は無料。リフト券がなくても乗車できる。

 ゲレタクについて紹介すると、スバルのSUVがリフトに代わってスキー場を駆け上がり、ゲレンデ上部まで送り届けるというもの。スバルのシンメトリカルAWDを核とした雪上性能の高さだけでなく、プロドライバーの運転で普段はクルマで走ることのないゲレンデでの走行も体験できるため、非日常を味わうようなアトラクションとしても楽しめる。

 今回、苗場スキー場の第4高速リフトと第5高速リフトの間に設けられたゲレタクコースでは、おなじみの「レガシィ アウトバック」「フォレスター」に加え、2024年12月5日に発表されたばかりのストロングハイブリッドモデル「クロストレック S:HEV」も登場。希望すれば上りも下りも体験できるようになっていた。

ゲレンデに設けられた特設コースを走るスバルのゲレンデタクシー
ゲレンデタクシー専用のラッピングが施され、「TAXI」の行灯を掲げている。ルーフにはスキーヤーやボーダーのためのタクシーということで、スーリーのキャリアを装着。スタッドレスタイヤをはいているということ以外は、ノーマル仕様の車両とのこと
全車ともに装着するスタッドレスタイヤはブリヂストン「ブリザック VRX3」。足下から“安心・安全”を支えている
ゲレンデタクシーの乗車方法。受付時間は午前の部は9時、午後の部は13時30分からとなるが、開始前から長蛇の列ができていた。ゲレンデタクシーは常にフル稼働しているので進みは早そうだが、20~30分は待つ必要がありそう
公式Instagramをフォローすると、新デザインになったオリジナルステッカーがもらえる
ゲレンデタクシーは常に3台~4台がフル稼働していた。ドライバーはラリードライバーの新井敏弘選手や鎌田卓麻選手、特別ゲストとしてSUPER GTドライバーの井口卓人選手と山内英輝選手が務めることも。ドライバーが誰になるかは乗るまでのお楽しみ
ゲレンデタクシーに乗車した人はみんな笑顔。叫び声や歓声がゲレンデに響いていた
リフトに乗る人も興味津々
記者もクロストレック S:HEVのゲレンデタクシーに乗車。ストロングハイブリッドの力強いモーター加速でゲレンデをあっという間に駆け上がり、下りは左右に振りながら(ドライバーによって振られながら?)も四輪がしっかりと路面をつかむ安定感があった。スバル車の持つ安全・安心な性能が引き出されていて、いつまでも、何度も乗りたい! という魅力がある
特設コースを走るゲレンデタクシー

 さらに、1976年に全日本スキー連盟(SAJ)へのサポートとして車両貸与を始めてから2026年に50周年を迎えることを記念して、SAJに車両貸与してきた「レオーネ バン」や、初代~4代目の歴代「レガシイツーリングワゴン」を復活してゲレンデに展示。懐かしいモデルの数々に足を止めて「当時は……」と話をするスキーヤーの姿も見受けられた。

「レオーネ」と歴代レガシイが勢ぞろい
全日本スキー連盟のサポートカーとして活躍したレオーネ バン。特別なラッピングが施されている
歴代レガシィがずらり
レガシィにもラッピングが施されている

 なお、各日の12時からはラリードライバーが雪道を縦横無尽に走り回る雪上ドリフトショーを開催。25日の20時30分からはナイター終了後のゲレンデを走るナイトランも予定されている。

雪上ドリフトショーで新井選手が運転する「S4」。ノーマルのまま、スタッドレスタイヤを装着している
ラリー車も展示。こちらはドリフトショーでは走行せず、展示のみとなる
満面の笑みで楽しそうに雪上でドリフトする新井選手
途中、井口選手と山内選手、鎌田選手が“人間パイロン”となり、その周囲を新井選手のS4がドリフトするというパフォーマンスを行なう一幕も
ビビる“人間パイロン”と、やはり満面の笑みでドリフトをする新井選手
新井選手が運転するS4の助手席から、特別ゲストの武井壮さんが登場した
ブリヂストンの特設ブース。ブリザック VRX3の紹介をするとともに、プレゼントがもらえる抽選も行なっていた
氷でできたブリザック VRX3。掘られたパターンもVRX3と同じとのこと
スーリーの特設ブース。ゲレンデタクシーに装着しているキャリアやルーフボックスを展示して紹介していた

全日本スキー連盟の原田雅彦会長がオープニングセレモニーに登場

 ゲレンデタクシー開催初日となる1月18日に行なわれたオープニングセレモニーでは、ラリードライバーの新井敏弘選手とともに、SAJ会長の原田雅彦氏が登場し、トークセッションを実施した。

全日本スキー連盟 会長の原田雅彦氏(左)と、新井敏弘選手(右)

 新型クロストレックのストロングハイブリッドモデルをドライブした新井選手は「ノーマルのクルマにスタッドレスタイヤを履いただけなのですけれども、やっぱりスバルの4WDの力強さを感じました。すごく安定していて、雪の中では最強です」と感想を述べた。加えて、ゲレンデタクシーに乗るときは「スバル車の安定性と安全性を感じていただいて、“スバルの4WDはすごい!”と思ってもらえたら」と、注目してほしい点を話した。

新井選手

 原田氏は現役時代にスバルが提供した車両で競技会場のスキー場に行っていたというエピソードを紹介。「スバルと全日本スキー連盟は長い、長い歴史を一緒に築いてきました。選手たちのサポートをしていただいて、本当にありがたいパートナーだと思っています。これからも一緒に協力していけたら」と感謝のコメントを話した。

原田会長

 なお、1月25日~26日にもゲレンデタクシーが苗場スキー場で開催される。取材をした18日は大盛況で受け付けが予定よりも早く締め切られてしまうこともあったため、「乗ってみたい!」と思う方は早めに苗場スキー場に行くことをオススメしたい。

 また、体験する価値は大ありなので、どのスキー場に行こうか悩んでいる人は苗場スキー場に足を運んで、スキー・スノーボードだけでなく、ゲレンデタクシーも楽しんでみてはいかがだろうか。

深い雪の中を走るクロストレック S:HEV
ゲレンデの特設コースを走るクロストレック S:HEV