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スバル「ゲレンデタクシー2020」が苗場スキー場でスタート。上りも下りも楽しめるルートに

新井敏弘&大輝選手の親子によるデモランも

2020年1月18日~19日:苗場スキー場(新潟県南魚沼郡)

2020年2月1日~2日:エコーバレースキー場(長野県小県郡)

ゲレンデタクシーが7シーズン目に突入

 スキー場のゲレンデをクルマで駆け上がる――。そんな映画のワンシーンのような体験が楽しめる「SUBARU ゲレンデタクシー」(以下、ゲレタク)だ。2013-2014年シーズンから始まったこのイベントは今シーズンで7回目を迎え、「ゲレタクをメインにスキーも楽しむ」なんて参加者も増えつつある。昨シーズンは3会場で合計9日間開催され、約4500名がゲレタクを楽しんだという。

 そして、今シーズンは1月18日~19日に苗場スキー場(新潟県南魚沼郡)、2月1日~2日にエコーバレースキー場(長野県小県郡)の2会場4日間の開催となる。今回は苗場スキー場で行なわれた初日の模様をレポートする。

7シーズン目は苗場スキー場からスタート

7シーズン目のスタートは苗場スキー場

 苗場スキー場はゲレタクでは定番となっているゲレンデ。今年は全国的な雪不足の影響で開催が危ぶまれていたものの、なんとか開催可能なコンディションとなった。ただ、コースは若干短縮され、第5ゲレンデにあるイベント広場から第4高速リフト下まで行き、スタート地点に戻ってくる8の字コースに変更。“タクシー”ではなくなってしまったものの、上りも下りも楽しめる“ひと粒で2度美味しい”的なルートとなった。

 用意されたクルマは「レガシィ アウトバック」「XV」「フォレスター」の3車種。スバルならではの「シンメトリカルAWD」「X-MODE」により高い走破性を実現しているのが特徴だけれども、こと雪道においてはタイヤ性能も走りの面で大きなウエイトを占めている。今年は昨年に引き続きダンロップがサポート。SUPER GTやニュルブルクリンク24時間レースでもお馴染みのコラボレーションだ。

南ゲートから入ってすぐのイベント広場がスタート地点
乗降スペース
第4高速リフト下でUターン。8の時を描いてスタート地点に戻るコースレイアウト
使用車両はレガシィ アウトバック、XV、フォレスターの3モデル
タイヤはダンロップ「WINTER MAXX 02」
SNSへの投稿で乗車が可能。身長制限もある
イベント開始と同時に続々と乗客が詰めかけてくる
香港から来た4人組。めちゃくちゃ盛り上がっていた
ノリノリだ
親子で楽しむ姿も
新井敏弘選手がドライバーを務めることも

 装着するスタッドレスタイヤは、同社の乗用車向けハイスペックスタッドレスタイヤ「WINTER MAXX 02」。その特徴は「持ち」「効き」「氷上性能」の3点。新材料の「液状ファルネセンゴム」の採用などにより、過去最高の氷上性能を実現しつつゴムが減りにくく効きが長持ちするという。2019年はSUV向けの「ウインターマックス SJ8」装着車もあったが、今年は同ブランドに統一。このゲレタクのために17セット(計68本)を持ち込んだそうだ。

 スバル 国内営業本部 マーケティング推進部 宣伝課 主任の鈴木雄太氏によると、「コースは年々進化して今年は初めて8の字にしており、荒れを防ぐために1週間前から水を撒いてツルツルにした」とのこと。

スタート地点は普通の靴だと立っていられないほどツルツル
2台が1組でゲレンデを駆け上がっていく
楽しそう
ピカイチの安定感を見せていたアウトバック
XVはe-BOXER仕様の「Advance」を使用
デコボコ路面での走破性の高さが目立っていたフォレスター
ツルツルの下り坂をコントロールする新井選手
記者も同乗。ええ、楽しかったです!

 当日は曇り空でギリギリ氷点下といったコンディション。コースはスタートから途中までは鈴木氏の言葉通りツルツル、8の字ターン付近は走行が増えるにつれデコボコになっていくという状況だ。乗客(?)の方はといえば、午前の部が開始となる9時からすでに並びが発生しており大人気の様相。各種ゲームで景品が貰えるダンロップブースや、ゲレタクに乗車すると利用できるカフェ(苗場スキー場限定)にも多くの参加者が集まっていた。

 ゲレタクから降りてきた乗客は一様に笑顔で、感想を尋ねると「楽しかった!」との答え。スタッフの「リピーターが多い」との話も頷ける。

ダンロップブース
最新スタッドレスタイヤを展示
各種ゲームを用意。こちらはミニチュアのカーリング
タイヤを使ったストラックアウト
制限時間内に雪玉を積み上げるゲーム
ゲームに成功すると貰えるコインで景品をゲット!
景品は駄菓子などいろいろ
アンケートに答えると「ドラえもん」が描かれたネックウォーマーをプレゼント
ゲレタクの乗客が利用できるカフェ
ドリンクのほかステッカーも貰えます
テーブルの台座がスタッドレスタイヤ
WINTER MAXX 02のキモとなる液状ファルネセンゴム。TV-CMで使われたアイテムがそのまま展示されていた
キャリアブランド「THULE(スーリー)」のブース。今年のイチオシはハイエンドモデルとして新登場した「ベクター」

次回は2月1日~2日にエコーバレースキー場で開催

 次回のゲレタクは2月1日~2日にエコーバレースキー場(長野県小県郡)で開催される。このエコーバレー会場限定のトピックスとして、「もっとスバルユーザーに楽しんでいただけるように、専用駐車場を用意している」(前出鈴木氏)という。さらに、40年以上車両提供などの協賛を行なっているSAJ(全日本スキー連盟)とタイアップし、トップクラスのスキーヤーによるスキー教室も予定しているとのこと。

 スバル車&最新スタッドレス&プロドライバーのコラボによるパフォーマンスを体験できる貴重な機会。時間を作ってぜひ会場に足を運んでほしい。

新井敏弘選手と新井大輝選手の親子によるデモランも行なわれた