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「e-BOXER」搭載の新型「フォレスター」も走った! 「SUBARU ゲレンデタクシー」がスタート
鎌田選手「誰でも買えるタイヤとクルマで、スバルならではの性能を体感してもらいたい」
2019年1月21日 11:00
- 2019年01月19日~20日 実施
リフトの代わりの無料タクシーとしてスバルのSUVに同乗できる「SUBARU ゲレンデタクシー」が、1月19日~20日の栂池高原スキー場を皮切りに始まった。
2019年シーズンのゲレンデタクシーは本稿で紹介する栂池高原スキー場に続いて、2月2日~3日、9日~11日の2週連続となるエコーバレースキー場(長野県小県郡)、2月16日~17日の苗場スキー場(新潟県南魚沼郡)と、3会場での開催が予定されている。
ゲレンデタクシーへの乗車方法は、イベント会場受付の展示車両と一緒に写真を撮影し、ハッシュタグ「#ゲレンデタクシー」を付けてSNSに投稿。スマートフォンの画面を乗車口で見せると無料で乗車できる。
栂池高原スキー場で開催されたゲレンデタクシーでは、2018年9月に発売された水平対向4気筒 2.0リッター直噴エンジンとモーターを組み合わせたスバル独自のパワートレーン「e-BOXER」を搭載する新型「フォレスター」に加え、「アウトバック」といったスバルのSUVが約700mの特設コースを走行。取材した1月20日は朝から牡丹雪が降っており、積もった新雪が車両の走行で踏み固められてコースの凹凸が激しく、フォレスターやアウトバックに比べて最低地上高が低い「XV」は走行を見合わせていた。
用意されたゲレンデタクシーは、ダンロップ(住友ゴム工業)製のSUV用スタッドレスタイヤ「ウインター マックス SJ8」を装着。ルーフにはスキー板やスノーボードを搭載するためのスーリー(THULE)のキャリアが取り付けられ、常時3台ほどがスキーヤーやスノーボーダーを乗せてゲレンデを走行していた。
本来であればゲレンデ“タクシー”ということで、上りの片道だけの運行となるのだが、“タクシードライバー”を務めたラリーやダートトライアルで活躍中の鎌田卓麻選手が「上りよりも下りの方がクルマの性能を出しやすい」と話すように、下りでは大きくステアリングを切って右に左に車体を振りながら走行。それを楽しみにしている人も多いのか、ほとんどの人が板を乗車場所に置いて往復乗車を楽しんでおり、体感を終えた人は「楽しい!」「ヤバイ!」「面白い!」「これは“ばえる”」など満面の笑みで感想を口にしていた。
先出の鎌田選手はゲレンデタクシーが始まった2013~2014年シーズンからドライバーを務めており、「最初はスキーのついでに楽しんでもらおうというイベントだったのですが、今ではこのゲレンデタクシー自体を目的にスキーの予定を立てる方もいるくらい、毎年行事として浸透してきています」とイベントが広まってきていることを実感しているという。
また、「誰でも買えるタイヤと、足まわりもパワートレーンも何も変更していない誰でも買えるそのままのクルマで、雪道を安心して走ることができるというスバルならではのクルマの性能を体感してもらいたいです。スバルユーザーも、他メーカーのユーザーも、クルマの挙動が乱れても横滑り機能が働いて大きく体勢が崩れないことや、ブレーキを思いきり踏んでもABSが介入してステアリングを操作できるなど、クルマの機能のいいところを実際に体感して知ってもらって、万が一の時に慌てないでより安心してクルマに乗ってもらえたらと思います」と話し、ゲレンデタクシーに乗ることでクルマの性能のことをもっと知ってもらいたいという思いでドライバーを務めていると教えてくれた。
鎌田選手は「実は雪道でドリフトをしたくてもクルマの性能が勝ってしまって、うまくドリフトをすることができません。いつも『これからクルマと闘います』と言って運転をしています(笑)」と語り、「無料なので何度乗っていただいても構いません。多く乗られる方は1日で4~5回乗車することもあります。ぜひ何度も乗って、エンジョイしてください!」とゲレンデタクシーをアピールした。
今後2月2日~3日、9日~11日の2週にわたって、ゲレンデタクシー史上最長となる片道約1km(往復約2km)のコースが設定されるエコーバレースキー場のほか、2月16日~17日には苗場スキー場でもゲレンデタクシーは開催される予定。ゲレンデ選びに悩んでいる方は、上記会場を候補にしてみてはいかがだろうか。