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ブリヂストン、モータースポーツ管掌に今井弘氏を任命 新たなモータースポーツマネジメント体制を構築
2025年2月3日 18:00
- 2025年1月31日 発表
ブリヂストンは1月31日、新たなモータースポーツマネジメント体制を構築するため、2025年3月1日付でモータースポーツ管掌(常務役員)に今井弘氏を任命すると発表した。
モータースポーツ管掌の役割責任は、モータースポーツタイヤ開発・技術担当となり、Global Chief Technology Officer(執行役 副社長)下に設置される。
モータースポーツ管掌の設置は、同社モータースポーツ活動60周年を迎えた2023年を契機に進めている、サステナブルなグローバルモータースポーツ活動の強化の一環。同社にとって、モータースポーツ管掌を設置するのは初めてとし、次のステージへ向けてモータースポーツ活動を経営体制の面からも強化し、今後の拡大に応じて、進化させていくとしている。
ブリヂストンにとってモータースポーツ活動は原点であり、ビジョンである「サステナブルなソリューションカンパニー」への変革の原動力とし、サステナブルなグローバルモータースポーツ活動を中核に、「サステナブルなプレミアム」ブランドの構築に挑戦するとともに、レースを「走る実験室」として、「究極のカスタマイズ」を追求する商品設計基盤技術「ENLITEN」の進化やバリューチェーン全体におけるカーボンニュートラル化、サーキュラーエコノミーの実現を加速させる。
モータースポーツ管掌に任命された今井氏は、1990年にブリヂストン入社。日本・欧州で自動車メーカー向けタイヤ開発に従事した後、2003年よりF1向けタイヤを始めとしたモータースポーツタイヤ開発および、レースオペレーションに携わる。2009年にはMcLaren Racing Ltd.に入社。タイヤのみならずサーキットにおけるチーフエンジニアなどを務め、同社のF1レースエンジニアリングに幅広く貢献。そして、2025年1月にF1 2024年シーズン終了後、McLaren Racing Ltd.を退社し、2025年2月末にブリヂストン入社。2025年3月1日付で常務役員 モータースポーツ管掌に任命された。
今回の新体制のもと、同社がフォーミュラE 2026-2027シーズンからの単独タイヤサプライヤーに選定されたことも踏まえて、活動をより加速していくとしている。