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いすゞ、「ピアッツァ」のプロトタイプ「アッソ・ディ・フィオーリ」をオートモビルカウンシル2025に展示
2025年3月10日 16:35
- 2025年3月10日 発表
いすゞ自動車は3月10日、1979年に「ピアッツァ」のプロトタイプとして発表した「アッソ・ディ・フィオーリ」を「AUTOMOBILE COUNCIL 2025(オートモビル カウンシル 2025)」(幕張メッセ:4月11日〜13日開催)に展示すると発表した。
いすゞはオートモビル カウンシル 2025に初出展。「アッソ・ディ・フィオーリ」は、世界的に著名なカーデザイナーであるジョルジェット・ジウジアーロ氏の手から生み出された歴史に残る名車で、歴史を変えた傑作の中から厳選された10台が展示される特別展「世界を変えたマエストロ」において展示される。
アッソ・ディ・フィオーリ(Asso di Fiori:イタリア語で「クラブのエース」)は、1979年3月のジュネーブモーターショーで発表され、華やかな美しさの中に優雅さをもったデザインで注目を集めた。完璧なフラッシュサーフェスと、くさび型のウェッジシェイプフォルムによる空力特性と居住性の融合がスタイリングテーマで、先進的なスタイリング、デジタルメーターとサテライトスイッチが備わった未来的なコクピット、さらには大人4人が乗車できる居住性や実用性も兼ね備えたスペシャルティカーとして、発表から2年後の1981年に「ピアッツァ」として発売された。
いすゞとジウジアーロ氏の関係は、「ピアッツァ」のほか、1968年にはフェンダー、ドア、ボンネットからトランクに至る、オリジナルデザインの曲線美を忠実に再現した「117クーペ」、また1985年には"街の遊撃手”として有名な2代目「ジェミニ」のデザインを描き、いすゞ乗用車の歴史に大きな貢献をした。
今回は、このような両者の深い思い入れのもと、ジウジアーロ氏からの熱烈な要望により、特別展の中でいすゞが保存していた「アッソ・ディ・フィオーリ」を展示することに至ったとしている。
AUTOMOBILE COUNCIL 2025(オートモビル カウンシル 2025)開催概要
会期:4月11日~13日(※4月11日は特別内覧日)
会場:幕張メッセ 国際展示場 9/10/11ホール
主催:AUTOMOBILE COUNCIL 2025 実行委員会