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日産、内田誠氏、中畔邦雄氏、坂本秀行氏の退任を決議 イヴァン エスピノーサ氏がCEOに就任する新経営体制を発表

2025年3月11日 発表

 日産自動車は3月11日、同日に開催された取締役会において、4月1日付の代表執行役および執行役とその担当業務を決議。同社代表執行役社長兼最高経営責任者(CEO)の内田誠氏の後任として、現在、チーフ プランニング オフィサーを務めるイヴァン・エスピノーサ氏が新たにCEOに就任することを明らかにした。

 エスピノーサ氏は1978年11月19日生まれ、2003年10月にメキシコ日産自動車会社入社。2024年4月には日産自動車チーフ プランニング オフィサー グローバル商品企画、グローバルプログラム マネジメント、モータースポーツビジネスユニット、コーポレート市場情報を担当した。

 新経営体制では、内田誠氏のほか、執行役副社長 チーフテクノロジーオフィサーの中畔邦雄氏、取締役 執行役副社長 チーフモノづくりオフィサーの坂本秀行氏に加え、3月31日付でチーフ ブランド&カスタマー オフィサーの星野朝子氏、チーフ ストラテジー&コーポレート アフェアーズ オフィサーの渡部英朗氏の役員退任も決議された。

 中畔邦雄氏の後任として、現在、車両計画・車両要素技術開発本部を担当する常務執行役員(CVP)の赤石永一氏が執行役、チーフ テクノロジー オフィサーに就任。

 坂本秀行氏の後任として、現在、車両生産技術開発本部を担当する常務執行役員の平田禎治氏が執行役、チーフ モノづくり オフィサーに就任し、生産事業とSCMを担当する。

 なお、内田誠氏と坂本秀行氏については、6月に開催予定の定時株主総会まで取締役を継続するとしている。

 3月11日に開催された取締役会では、指名委員会からの提案に基づき、内田誠氏に代わりイヴァン・エスピノーサ氏を代表執行役として選定する旨が決議された。同決議に対して、短中期の目標を達成し、長期的な成長を果たしていくにあたり、新世代のリーダーが主要なポジションに就く新しい経営体制へ移行するためとしている。