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マツダ、労働組合からの要求に対して4年連続で満額回答 賃金増は過去最高額に
2025年3月12日 14:33
- 2025年3月12日 発表
マツダは3月12日、同日開催の「第4回労使協議会」にて、マツダ労働組合からの要求に対して、賞与を年間5.4か月、賃金を平均月額1万8000円増と、満額回答したと発表した。満額回答は4年連続で、賃金増は過去最高額となっている。
マツダは賞与の満額回答について、今期は環境規制への対応や主要国での競争環境の悪化、原材料・物流費などの高騰など、引き続き不安定な経営環境だったが、開発・購買・物流・販売をはじめとした部門・地域を超えた連携によって、今期目標の達成に向けて取り組んできたことから、従業員のその貢献に報いるとともに、労使一体で最後まで最善の努力を尽くして取り組むこと、また中期経営計画達成に向けたさらなる頑張りや貢献への期待を込め、組合要求に対して満額回答したとしている。
また、賃金・処遇改善については、電動化への移行や、関税を含む通商政策、経済安全保障といった要因により、自動車業界全体が先の見えない極めて大きな逆風に直面しているものの、「自らコントロールできる領域に果敢に取り組み、成果を上げることが重要であり、会社の未来を切り開く原動力は“人”にあると考え、社員の力を信じ、全員の知恵と創意工夫を結集し、一丸となってこの難局を乗り越えていく会社の姿勢を満額回答に込めた」としている。