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新規HVO(水素化処理植物油)混合燃料開発にユーグレナなど9社が参画 東京都の「新エネルギー推進に係る技術開発支援事業」に採択
2025年3月17日 18:33
- 2025年3月11日 発表
ユーグレナ、東急バス、清水建設、竹中工務店、朝日興産、いすゞ自動車、カメイ、シナネン、平野石油の9社は3月11日、東京都の令和6年度「新エネルギー推進に係る技術開発支援事業」に、「新規HVO混合燃料の開発及びサプライチェーン構築とその社会実装」が採択されたと発表した。
「新規HVO混合燃料の開発及びサプライチェーン構築とその社会実装」では、ユーグレナを代表企業に、構成企業として東急バス、清水建設、竹中工務店、朝日興産、いすゞ自動車、カメイ、シナネン、平野石油が参画。HVOベースの新たなバイオ燃料の開発と、近い将来のバイオ燃料のより一層の普及に向けたサプライチェーン増強とその実証を行なう。期間は2025年2月~2028年2月(予定)。
HVOは、Hydrotreated Vegetable Oil(水素化処理植物油)の略。バイオマス(生物資源)原料を水素化処理した燃料で、軽油と混合でも単独でも利用することが可能。石油由来の軽油使用時と比較してCO2排出量の削減効果が高いとされる。
東京都と東京都環境公社が実施する「新エネルギー推進に係る技術開発支援事業」は、東京の脱炭素化と産業の振興等に資するため、新エネルギーおよびその利活用・普及に係る製品・サービス等の調査研究、技術開発、実証、実装等の取り組みを支援する取り組み。
新たに採択された「新規HVO混合燃料の開発及びサプライチェーン構築とその社会実装」事業に取り組む9社は、かねてよりバイオ燃料等の使用を通じてサステナブルな社会の実現への貢献を目指しており、各々の分野でHVOベースの新たなバイオ燃料の開発・製造・貯蔵・輸送・実証利用などを実施し、サプライチェーン構築と社会実装への取り組みを進めるとしている。