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アイシン、三菱自動車「エクスフォース」にハイブリッドユニット供給 アイシン初のシリーズ・パラレル方式

2025年3月21日 発表
エクスフォース HEVモデル

 アイシンは3月21日、3月20日(現地時間)にタイ バンコクで世界初披露された三菱自動車工業の「エクスフォース」ハイブリッドEV(HEV)モデルについて、同社が開発したハイブリッドユニットを搭載していると発表した。

 エクスフォース HEVモデルは、2024年2月にタイで発表・発売した「エクスパンダー」「エクスパンダークロス」に続く三菱自動車のHEVシリーズで、PHEV由来のHEVシステムを搭載。FF方式の2WDをベースに、アクティブヨーコントロール(AYC)を始めとした独自の四輪制御技術などを採用するコンパクトSUVとなる。

 今回採用されたアイシンのハイブリッドユニットは三菱自動車との共同開発によるもので、アイシンとしては初のシリーズ・パラレル方式のモデル。マニュアルトランスミッションの技術を応用したドグクラッチでの切り離し機構を採用することで、走行シーンに応じたモーター走行/エンジン走行の最適な切り替えが可能となり、車両搭載性を損なうことなく高い燃費・駆動性能を実現するという。

 また、今回のハイブリッドユニットはタイの連結子会社であるAISIN Powertrain(Thailand)CO.,LTD.で生産。アセアン地域における初めての電動ユニット生産であり、電動化に対するグローバル生産体制構築を着実に推進していくとのこと。

AISIN Powertrain (Thailand) CO., LTD. で生産するハイブリッドユニット