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レクサス、本格オフローダーモデル「GX」発売 価格1195万円から、7人乗りを国内新規設定
2025年4月3日 15:13
- 2025年4月3日 発表
- GX550 OVERTRAIL+(5人乗):1195万円
- GX550 version L(7人乗):1270万円
レクサスは4月3日、本格オフローダーモデルの「GX550」を発売した。今回の販売開始に合わせて、先行発売した5人乗りの「OVERTRAIL+」に加え、7人乗りの「version L」が国内向けに新規設定され、価格は「OVERTRAIL+」が1195万円、「version L」が1270万円。
GX550のパワートレーンはV型6気筒3.5リッターターボエンジンを搭載、トランスミッションは10速AT(Direct Shift-10AT)、駆動方式は4WDとなる。version Lのボディサイズは4960×1980×1920mm(全長×全幅×全高)、OVERTRAIL+のボディサイズは4970×2000×1925mm(同)で、ホイールベースはともに2850mm。
GX550の車両開発コンセプトは「ザ・プレミアム・オフローダー」を掲げ、主な特徴としては、GA-Fプラットフォーム採用による高い基本性能により、世界中の厳しい環境下で鍛え上げられた悪路走破性と、素性を徹底的に磨き上げるレクサスらしい走り“Lexus Driving Signature”を実現させたという。また、オフロード走行時の機能に根差したプロポーションや過酷な環境でも快適性を提供するインテリアなどを特徴としている。
7人乗り「version L」と5人乗り「OVERTRAIL+」の2つの仕様を設定
国内向けに新規設定された7人乗りの「version L」は、プライバシー性と解放感を両立させた調光パノラマルーフ&電動シェードや大径タイヤを強調する直線的かつ平行的なデザインを採用した12本スポーク22インチ鍛造アルミホイールを装備。オート電動格納式ステップを採用し、高い乗降性能とデザイン性を両立させた。
5人乗りの「OVERTRAIL+」では、専用エクステリアデザインや冒険心をくすぐる内外装カラーリング、オフロードとオンロードの走行を高次元で両立する「E-KDSS」の採用。さまざまな環境での走行を支援するブレーキ制御技術(マルチテレインセレクト・クロールコントロール)とマルチテレインモニターを採用。また、乗員の疲労軽減に寄与する専用シート、ユーザーのライフスタイルや好みに合わせたカスタマイズ装備などへ割り当てのできる、AUXスイッチを装備した。
Lexus International チーフエンジニア 横尾貴己氏のにコメント
GXの開発にあたり、本格オフローダーに相応しいパッケージングにするために、LXで受け継いできた、悪路走破性と居住性の両立を実現する“黄金比”ホイールベース2850mmをGXでも採用しました。
クルマとしての素性を刷新したGA-Fプラットフォームは、短いオーバーハングを実現するためにGX専用の設計となっています。また、レクサスのクルマである以上、「対話のできる走り」は欠かせません。ラジエーターサポートまわりの補強やステアリング支持剛性の強化、リヤのボディのブレースなどでボディの体幹をしっかりと鍛え、オンロードでの乗り味も追求することで、素直な操舵応答と扱いやすさを実現しています。
GXは「人と自然とモビリティの共生」を掲げるLEXUS OVERTRAIL PROJECTを牽引するモデルでもあります。カーボンニュートラルの実現にしっかり取り組むことはもちろん、アウトドアやオーバーランディングにおいて最も大事なことは、自然を壊さずに安心して自然に入り、そして無事に帰って来られること。鍛え上げたオフロード性能はそのためにあります。
“安心”という意味では、ドライバーの負担軽減も重要です。悪路での視界の良さや路面からのショックをいなす足回りのセッティングなどが大きな効果をもたらします。よりオフロードに特化したGX550“OVERTRAIL+”も設定しました。オフロード走行を念頭においたエクステリアや専用のカラーリング、E-KDSSや進化したマルチテレインセレクトなど、数々の専用装備を搭載し、オーナーの冒険心をさらにかき立てる仕様としています。
デザインに、走りに、オフロードでも、オンロードでも、レクサスらしさが息づく本格オフローダーが誕生しました。ぜひともGXの魅力をご体感いただきたいと思います。