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アウディ、新たなブランド拠点「Audi City 日本橋」公開 特別車両の展示や限定の日本伝統工芸コレクションも販売

2025年4月18日 オープン
4月18日にオープンするアウディジャパンの新たなブランド拠点「Audi City 日本橋」

 アウディジャパンは、東京都中央区にある老舗百貨店の1つである「日本橋髙島屋S.C.新館1階」に、新たな都市型ショールーム「Audi City 日本橋」を4月18日にオープンする。4月17日にはオープンに先駆けてメディア向けに公開された。

 新店舗は日本橋髙島屋S.C.新館に入ってすぐ左手のエリアで、コンパクトながらも施設のメイン通路に面して大きく開けた開放感のある明るくモダンな作り。内装はぬくもりのある木目とモノトーンを基調とし、柱には日本橋の古い街並みからインスパイアされた漆喰装飾を意識しつつ、アウディのヘッドライト形状のモチーフを施し、“伝統”と“先進”という2つの異なるイメージを融合させている。

店舗はメイン通路に面しつつ開放感のある造り
スタッフは全部で8名。白いシャツにグレーのセットアップという爽やかな装いで接客を行なう

 ブランドディレクターのマティアス・シェーパース氏は、「実はこのプロジェクトは3年前にスタートしていて、よくドイツのスタッフに、なぜ日本橋なの? なぜ銀座なの? と聞かれるのですが、東京には渋谷、原宿、新宿、池袋、東京、銀座、日本橋、上野……とたくさんの顔(拠点)がありますので、どこかに1つ大きなフラグシップ店を置くよりも、さまざまなエリア、さまざまな風景、さまざまなユーザーに合わせた店舗を発展させていきたいと考えています」と説明。

ブランドディレクターのマティアス・シェーパース氏

 続けて、「この拠点はクルマを置くだけでなくブランドを語ることを重要視しているのと、まだ日本ではかなり距離感があるBEV(バッテリ電気自動車)に触れてもらうことも狙いの1つです。売り方も変化していて、まずは商品だけではなくブランドを理解してもうために、グレー色のスーツにノーネクタイのスタッフがアウディについてやBEVについてていねいに説明しつつ、ユーザーのライフスタイルにも寄り添うような提案をしていく場になります」と店舗の方向性についても言及した。

店内は明るくモダンな作り
大きなモニターと8人掛けのカウンターテーブル
オリジナルアイテムを多数展示・販売している
バッグやシャツ、小物など、アウディブランドを使ったライフスタイルを提案

 さらにシェーパース氏は、「今回、髙島屋さんという老舗ブランドとのコラボであることも大きなトピックです。本館は歴史がありトラディショナルですが、新館はバッテリEVをけん引していくアウディの先進的なイメージやターゲットとしているユーザー層にも合致しているかと思います。合わせて日本橋という地でのオープンに際し、和の伝統と現代の感性を融合させた、ここでしか購入できない芸術性の高いオリジナルアイテムの第1弾として“扇子”と“けん玉”を数量限定で販売します。これからもいろいろと作る予定なので期待してください」と今後の展望も明かした。

オリジナル限定アイテム第1弾の扇子
オリジナル限定アイテム第1弾のけん玉

蜷川実花氏がデザインした「Q4 Sportback e-tron」を特別展示

 今回の新規オープンを記念して、世界的に活躍する写真家・映画監督の蜷川実花氏が、アウディの革新性と都市の躍動感が融合したデザインに仕上げた「Q4 Sportback e-tron」のラッピングカーを5月30日までの期間限定で展示。ボディには蜷川氏がこれまでに撮影してきた数々の写真がコラージュされ、アウディの持つアーバンなイメージと、蜷川氏ならではの鮮やかな色彩美が交錯するデザインが施されている。

写真家・映画監督の蜷川実花氏がデザインした「Q4 Sportback e-tron」
蜷川氏がこれまでに撮影してきた数々の写真がコラージュされている
展示は5月30日までとなっている

 店舗では今後も「Vorsprung durch Technik(技術による先進)」を掲げ、常に時代を先取りして前進するアウディの考える“未来のプレミアムカーの在り方”を提案するべく、アウディのバッテリEV「e-tron(イートロン)」シリーズを中心とした最新モデルの展示を予定。また「Audi City 銀座」と同様に、複数のスペシャリストがチームとなり、記憶に残るようなプレミアムな体験演出を行なっていくという。

 なお、Audi City 日本橋の運営は、フォルクスワーゲンAGの子会社で販売を担っているポルシェホールディングGmbhの日本法人の100%子会社となるAVRJ(Audi Volkswagen Retail Japan)が行なっている。

 AVRJは、現在アウディブランドでは首都圏と関西圏で計13店舗を運営。輸入車のショールームは従来だと営業部門やセールス部門に入っていることが多いが、このAudi City 日本橋はマーケティング部門の管轄で、興味を持ったユーザーには最寄りのショールームを紹介し、実際に試乗してもらい、最終的にはオーナーになってもらうといった一連の購入プロセスの入り口として位置づけているという。

屋外の通りからも店内を見ることは可能

Audi City 日本橋 概要

店舗名:Audi City 日本橋
店舗所在地:東京都中央区日本橋2-5-1 日本橋髙島屋S.C.新館1階
TEL:080-3598-9332
店舗責任者:小野友裕氏
店舗人員数:8名
営業時間/定休日:日本橋髙島屋S.C.新館の営業に準ずる
ショールーム:建物延床面積105m 2
展示台数:1台

店舗は日本橋髙島屋S.C.新館1階