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エアレースパイロット室屋義秀選手の地元「ふくしまスカイパーク」でエアショーとエアレースX観戦イベント

2025年4月29日 開催
エアレースパイロット・室屋義秀選手(LEXUS PATHFINDER AIR RACING)は「ふくしまスカイパーク」で開催された「ふくしまスカイパーク フェスタ2025 ~春~」に出演、アクロバット機によるエアショーを披露

AIR RACE Xのライブレースについて、室屋選手「近いうちに叶うんじゃないかな」

 エアレースパイロット・室屋義秀選手(LEXUS PATHFINDER AIR RACING)は4月29日、地元の福島県福島市にある「ふくしまスカイパーク」で開催された「ふくしまスカイパーク フェスタ2025 ~春~」に出演し、スペシャルエアショーやエアレース機によるデモフライトを披露した。

 会場では、室屋選手によるアクロバット飛行や、モーターグライダー、福島県防災ヘリコプターの飛行展示などイベントが行なわれたほか、室屋選手が参戦する空のモータースポーツ「AIR RACE X」開幕戦のパブリックビューイングも開催。2024年に初代シリーズチャンピオンを獲得した室屋選手が、初のシリーズ連覇を目指す初戦を来場者が集まって観戦した。

アクロバット機による室屋選手のエアショー

「ふくしまスカイパーク」では久しぶりのエアショー開催といい、室屋選手は「ふくしまスカイパークをベースにしてAIR RACE Xを展開をしていますので、本当に地元の方に理解をいただいて、ここでレースができているという環境があると思います。それによって世界的にAIR RACE Xシリーズも動いていると思いますので、本当に福島の方にはいつも支えてもらっているんですけど、そういう皆さんにエアショーとかAIR RACE Xを見てもらう、体感してもらえる機会を作りたいなと思っていた」と、地元でのイベント開催について話した。

 また、「久しぶりにエアショーを6年ぶりぐらいで、やっと開催できたので、こういう機会ができて、皆さんに楽しんでもらえてよかったなと思います。また、福島の人だけじゃなく県外からも多くの人に来てもらっていたので、福島でのデスティネーションキャンペーンも来年に向けて今動いてきていると思うので、福島に多くの人に見に来てもらえたらいいなと思います」との感想を話した。

AIR RACE X 2025シーズン開幕戦、室屋選手は2位に

AIR RACE X 2025 SERIES|Round 1 Finals
パブリックビューイングではふくしまスカイパークにデジタル技術でパイロンが合成されたレース映像が公開された
AIR RACE X 2025シーズン開幕戦の決勝結果

 AIR RACE X 2025シーズン開幕戦の決勝結果については、優勝がパトリック・デビットソン選手(#77 Team 77/南アフリカ共和国)、2位が室屋義秀選手(#31 LEXUS PATHFINDER AIR RACING/日本)、3位がマルティン・ソンカ選手(#8 Red Bull Team Sonka/チェコ共和国)となった。今後、開幕戦に続いて第2ラウンドを7月6日、第3ラウンドを9月6日、第4ラウンドを10月に開催することが公表された。

エアレース機によるデモフライト

「AIR RACE X」は室屋選手も発起人として立ち上げに参画していて、2023年の構想発表と東京渋谷にてデジタルラウンド開催、2024年はシリーズ戦の開催と、2025年はシリーズ戦となってから2シーズン目を迎える。

 今シーズンの展開について、室屋選手は「今年は4レース予定されていて、第2戦もリモートラウンドになるので、同じようなレースで戦っていくと思います。YouTubeでは飛行機のレースに馴染みが薄い人も多いと思いますが、もうちょっと理解できるようなものもどんどん出てくるようなので、そういうものを見てもらいながら、次のラウンドを楽しみにしていただけたらいいなと思います」と話した。

エアレースパイロット・室屋義秀選手

 また、参戦パイロットがリアルで集まるライブレースの開催について、室屋選手は「パイロンを立てて皆が集まるというライブレースも開催に向けてどんどん動いているので、そういうものがまた開催される日も近いとは思ってます。ラウンドをリモートで重ねていって、最後にリアルなパイロンが出てくる頂上決戦みたいなものは、やっぱり一同に集まってワッてやりたい。そこに向けて、多分みんな同じ思いで動いていると思うので、皆さん応援いただければ、けっこう近いうちに叶うんじゃないかなと思ってます」と、ライブレース開催への期待感を語っていた。